人生の折り返し地点である40代に向けて、大きな決断や新しい挑戦を成し遂げたSTORY世代を取材。未来を見据えてポジティブに動き続ける姿はとても印象的でした。再デビューを支えてくれたファッション名品にも注目!
★ <Close-up Persons2>「進んだ道が正解」と思える働き方を
★ <Close-up Persons3>「今」と感じる直感を優先
★ <Close-up Persons4>「好き」を堂々と 仕事にしたいからこそ、インプットとアウトプットを欠かさない
<Close-up Persons1>理想の自分像をクリアにして離婚、転職を選択
福本恵里香さん (44歳) 身長172㎝ 会社員
結婚、出産後も仕事を続けることが生きがいで、本腰を入れるため離婚。30代最後の年に「キャリアチェンジをはかるなら今しかない」と思い約20年間勤めた自動車会社を辞め、福島から上京しました。
東京の大手ディーラーに転職したものの、企業体質に馴染めず退職。大好きな車業界だからこそ一度離れて自分を客観的に見つめ直そうと、様々な業界で転職活動し、ご縁のあったアパレルブランドへ。現在はコーポレート管理部門で活躍中。若い世代の多い職場なので、気負わず、目標になれるようなファッションを意識しています。
気合いを入れるデルヴォーのブリオン
44歳の誕生日に出合ったくすみブルーのブリヨンに一目惚れし、迷いなく購入。持つだけでコーディネートを格上げしてくれるので、仕事で気合いを入れる日に重宝しています。
ボッテガのミニは娘とお揃い
福本さんの再デビュー録
- 39歳...約20年勤めた自動車会社を退職、離婚、福島から初めて上京
- 42歳...アパレル会社に転職
<Close-up Persons2>「進んだ道が正解」と思える働き方を
雀部明日香さん (41歳) 身長153㎝ 会社経営
原宿の10代向けマーケティングの編集長を経て、35歳でDeNAに転職。スマホゲームのコミュニティマネージャーを2年経験し、コミュニティーマネジメントのスキルを身につけ独立。10代の女の子たちの感度の高い発信力、エネルギーに魅了され、2019年に原宿にカフェをオープンしました。
常に女の子たちを観察し、試行錯誤してたどり着いた〝推し活〟。ラテアートがバズり経営が軌道に乗ったところでインスタアカウントを開設し、推し活グッズの販売を開始。店の経営とグッズの販売という2軸でリスク分散の体制を作りながら、自分の〝好き〟を仕事にしています。
可愛さの効いたサンローランのJK
独立してファッションが自由になってからはオシャレの幅がぐんと広がるように。10代の子との話題のきっかけになるような、一癖あるデザインを選んで着ています。
ご褒美買いにザ・ロウの厚底ブーツ
仕事OFF時に身につけるご褒美ジュエリー
推しの名前が描けるラテアート♡
雀部さんの再デビュー録
- 35歳...10年間勤めたマイナビからDeNAに転職
- 37歳...独立
- 38歳...原宿にカフェを出店
<Close-up Persons3>「今」と感じる直感を優先
久林紘子さん (40歳) 身長155㎝ パーティスタイリスト
海外のパーティ文化に触れ、帰国と同時にパーティスタイリングカンパニー、Tokyo Flamingoを設立。忙しいママたちに、時短で可愛らしい誕生日会を提供したいというのがきっかけでした。
企業からもSNSのビジュアル面でのオファーをいただくようになり、写真スクールに通学しながら「今後、SNSは動画が主流になる」と確信し、動画スクールにも通学。最高のものを納品するには、自分の知識や技術がMAXである必要があると思っています。トレンドと同じ速度ではなく、常に半歩先の楽しいことを発見していたい。今後も終わりなく学び続けたいです。
バーバリーの王道トレンチ
コロナ禍をきっかけに、よりミニマム思考になり、自分に合うものを長く大切にするよう意識。40歳になり、ブランド名品のスピリッツを身をもって体感していきたいと思っています。
娘に譲りたいラルフローレンの紺JK
久林さんの再デビュー録
- 32歳...Tokyo Flamingoを設立
- 38歳...オンライン動画スクール受講
- 39歳...写真→動画のスクールに通い出す
<Close-up Persons4>「好き」を堂々と 仕事にしたいからこそ、インプットとアウトプットを欠かさない
嶋 理紗子さん (42歳) 身長162㎝ 表情筋トレーナー
コロナ禍にSNSで見つけたフェイスヨガ。続けるとみるみる効果が出て、周りから「何かした?」と聞かれるように。最初は自分のためでしたが、だんだんとトレーニングの魅力を人に伝えたいという思いが強くなり、スクールを開講。
起業家の先生に言われたのは「『好き』『得意』『ニーズ』の3つが揃えばビジネスになる」ということ。自分のテクニックで生徒さんがどんどんポジティブになっていく姿が嬉しくて、さらなるアドバイスができるよう「顔タイプ診断®」の勉強をスタート。自分のペースで〝好き〟を仕事にできるのは40代の特権だと思っています。
“はじめまして”に映えるラドローの白トップス
学びのスタートにザ・ロウのビッグBAG
さらなるブラッシュアップのため、今年のはじめから「顔タイプ診断®」の授業に通うように。品良くシンプルで、PCや資料もしっかり入れられる黒のマルゴーが大活躍しています。
嶋さんの再デビュー録
- 40歳...表情筋トレーナーを始める
- 42歳...顔タイプ診断®、美顔バランス診断のスクールに通い出す
撮影/沼尾翔平、福本和洋(TAKMI)ヘア・メーク/只友謙也(P-cott) 取材/先崎好美、石川 恵 ※情報は2023年4月号掲載時のものです。