ポルトガル北部のワイン産地、「VINHO VERDE(ヴィーニョ・ヴェルデ)」を訪れた旅行記。
[後編]は、ワインとお料理の相性、それからこの地方の旅の魅力に迫ります。
ヴィーニョ・ヴェルデのお勧めワイナリー⑤ キンタ・ダ・メルガソ
グラスの中でシュワシュワと泡が立ち昇るスパークリングワインは、いま世界的に流行しています。みなさんも、大スキですよね? 実はヴィーニョ・ヴェルデでも、主要なブドウ品種であるアルバリーニョなどから、魅力的なスパークリングが産出されているのです。
中でも泡に力を入れている生産者が「キンタ・ダ・メルガソ」。全部で4種類のスパークリングの銘柄があり、すっきりフレッシュなタイプ、トロピカルフルーツの味わいのもの、そしてロゼもあったり、と多彩です。
現地のディナーではスパークリングワインとともに、バカリャウ(干し鱈)のコロッケとトマト風味のリゾットが供されました。バカリャウはポルトガル人にとっての国民食で、100ものレシピがあるというから驚きです。そしてここでは、お米もよく食します。料理はどれも素材の味を生かした“シンプルかつ優しい味わい”で、日本人の口にもよく合いました。
↑ こちらがバカリャウ。切り身をはじめ、スーパーでもさまざまなタイプのものが売っています。
ヴィーニョ・ヴェルデのお勧めワイナリー⑥ アヴェレーダ
そんなワインと料理のマリアージュを旅行客にも提供してくれるのが、この地域最大のワイン生産量を誇る「アヴェレーダ」です。
カーヴなども見学できるワインツーリズム(※)を手がけ、レストランも併設。
眼前にブドウ畑を望むレストランでのランチは、この地方の代表的な白ワイン品種、アルバリーニョやロウレイロのワインを、サラダやバカリャウのグラタンとともに楽しみました。
PR担当のフェレイラさんは、「ヴィーニョ・ヴェルデのワインは、サラダなどの野菜料理や魚料理と好相性です。日本の鮨や刺身、天婦羅ともよく合うので、ぜひ一緒に楽しんでみてください」と言います。
またヴィーニョ・ヴェルデのワイン産地は内陸にも広がり、そこでは黒豚を使った生ハム、内臓や血を使い、燻製にしたソーセージなども食します。そういった一品にもヴィーニョ・ヴェルデのワインはぴったりだから、ホームパーティのときなどにも活躍してくれそうですね。
今回、ここで紹介した生産者のワインはすべて日本に輸入されていて、ネットでも購入できます。また、最近ではスーパーでもヴィーニョ・ヴェルデのワインを見かけるようになりました。
「VINHO VERDE」を見かけたら、ぜひ手に取ってみてくださいね。
近くには美しい世界遺産の古都も…① ポルト
ヴィーニョ・ヴェルデは、ポルトガル第2の都市、ポルトから北に広がる地域です。
ポルトは2017年の『EUROPEAN BEST DESTINATIONS』というヨーロッパの魅力的な観光地ランキングで、見事1位を獲得。悠々とした流れを見せるドウロ川沿いの丘陵地には古い街並みが広がり、その細い路地を散策していると、ポルトガルの民族歌謡、ファドがどこからか流れてきて、もう情緒たっぷり…。
街の中には市場もあり、スイーツ屋さんではポルトガルの名物「ナタ」にも出逢いました。いわゆるエッグタルトで、シナモン風味の爽やかなカスタードとサクサクのパイ生地が絶品です。
近くには美しい世界遺産の古都も…② ギマランイス
そのポルトから1~2時間ほど北へ車で向かうと、他にも観光名所がたくさんあります。
ポルトガルの初代国王、アフォンソ・エンリケスが誕生したギマランイスは世界遺産にも登録される小都市で、旅行客にも人気。
ポンテ・デ・リマの修道院ホテルに泊まるのがお勧めです!
ギマランイスから、さらに北へ進むと、ローマ時代に建設された城壁と橋が美しい街、ポンテ・デ・リマへ。
スペイン西部のサンティアゴに行く巡礼路の宿場町としても栄えたこの街には、かつての修道院を改築したホテルが多く、歴史的な建物が旅人たちを迎え入れてくれます。
ワインと美食、建築、歴史、自然など、多くの魅力と発見があるポルトガルのヴィーニョ・ヴェルデの旅でした。
※「アヴェレーダ」のカーヴ見学や試飲もつくワインツーリズムはhttps://www.aveleda.com/から予約可能。
撮影・取材/鳥海美奈子 取材協力/ヴィーニョ・ヴェルデ・ワイン委員会
ヴィーニョ・ヴェルデのワイン6本セットをプレゼントします!
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2023年11月30日20:00~2023年12月31日23:59
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