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ファッションで“セカンドキャリア” わたしの場合 vol.5――金丸安衣子さん【STORY認定パーソナルスタイリスト】

STORY×パーソナルスタイリスト®協会のライセンス講座〝パーソナルスタイリスト®PREMIER〟講座で見事資格試験をクリアし、STORY認定パーソナルスタイリストにも認定された第1期生のみなさんをご紹介します!

応募したきっかけは? 

今後のキャリア形成はどうする?

5回目は、専業主婦からファッション業界復帰を目指し、資格取得を決めた金丸安衣子さんをフィーチャー!

パーソナルスタイリスト®PREMIERE講座(第4期生)を受講して、STORY認定パーソナルスタイリストになりませんか?

専業主婦10年。ママ友の褒め言葉で気づいた「本当にやりたいこと」

金丸安衣子さん――元デパート勤務で培ったTPOに合うコーディネート提案が強み。オフィスカジュアルが得意なので、ワ―ママさんのスタイリングもお任せください。自分に似合う色や、洋服選びが難しいと感じている方のお悩みを解決して、よりその人の魅力を引き出します。

STORY認定パーソナルスタイリスト・金丸安衣子さん

専業主婦歴10年からファッション業界への復帰を目指し講座を受講。10代のころからアパレルで働き始め、デパートでの販売経験で培ったお客様に寄り添う提案がモットー。オフィスカジュアルをはじめ、TPOに合うコーディネート提案が強み。中学生と小学生の2児のママ。
Instagram @kanemaruaiko

この講座を受講したきっかけは?

新宿生まれ、新宿育ちの都会っ子。幼いころからファッションが好きで、母のヒール靴を履くことに憧れて、服をこっそり拝借しては「ひとりファッションショー」をするような子どもでした。

ファッションを仕事にしたくて、メンズカジュアルウエア店でのバイトを経て、当時人気だったアパレルブランドに販売員として就職しました。当時はいわゆる「エビもえブーム」。お客様にファッション雑誌を見せれば掲載されているその商品が売れるような時代でした。

でも、そんなふうにモノが簡単に売れてしまう時代だったこともあって、アパレルに勤めていても、それほどファッションの知識がついたとは言えず……。販売員である限り、お客様に買っていただくのがお仕事。仕事ですから売らなければいけないのは当然ですが、ファッションを見る目がどうしても売る目線になってしまう。販売員時代には、自信を持ってお客様にオシャレがお伝えできない、という葛藤がずっとありました。

 

結局、アパレルに8年ほど勤めたのですが、子どもの成長や生活環境の変化を理由に退職して、それからはずっと専業主婦。なかなか踏み出せず……あっという間に10年が過ぎていました。でも、ずっと頭の片隅にはファッションにまた向き合いたいという想いが残っていたんだと思います。子どもがまだ幼稚園に通っているときに、毎日顔を合わせるママさんたちに「オシャレだね」って褒めていただくことがあって。私なんかにスタイリングしてもらいたいと言ってくださる方もいたんです。恐れ多いという気持ちばかりだったんですけど、そう言っていただけるのが嬉しくて……。

そんなときに、偶然STORY開いてこの講座の告知を目にしました。今でもそのページを覚えてるんですけど、見た瞬間なんだか直感的に思ったんですよね。「今、飛び込まないと何もやらないまま人生が終わってしまう……」って。下の子が小学生になる、ちょうど手が離れてきたタイミング。もう一度、自分自身の気持ちに目を向けるチャンスだと思いました。

アパレル経験があるので、すぐに販売員に戻るという道もあったのですが、やはりブランクがある。培ったものがあるからこそ、今の実力で「ファッションのプロ」としてお客様の前に立てるかという不安もありました。何か自分に強みになるものがほしいと思っていたときに、ファッションの知識を学び、資格という強みで自信をつけたいと思ったんです。

実際に受講してみていかがでしたか?

認定講座ではファッションの理論を学びますが、何より力がついたのは実技の講座。自分で組んだコーデをプレゼンする講義があるんですが、パワフルな講師の先生や受講生の皆さんを前に、緊張して何を話したか覚えていないぐらい(苦笑)。

本来の力が発揮できなかったという反省もあったんですけれど、長く専業主婦だったこともあり、そういう緊張する場、発表する場が今までなかったんだなということに気づきました。発表について突っ込まれることもありますが、実際にお客様の前に立った時はセオリー通りにはいかないことがほとんど。おかげで、プレゼン力というか即興性もついたと思います。接客の仕事を思い出すきっかけにもなりました。

 

この講座ならではのメリットはありましたか?

STORY認定講座は、プロのスタイリストさんやライターさんにリアルなファッションの話を聞けて講評もしていただけるなんて、雑誌好きの私としては夢のような機会でした。やはりプロの意見を聞けるのがすごく貴重です。

特に、講師をしてくださったファッションスタイリストのMaiKo yoshidaさんが作る世界観がもともとすごく好きだったのですが、ファッション理論の話でも、トレンドの話でも、とても的を射たコメントを直接ご本人がくださるので本当に勉強になりました。そして、雑誌作りの裏側を聞けるのもこの講座ならではですよね。なので、毎回講座が楽しかったです。

 

それから、個人的にはもうひとつ。それまでパソコンを操作したことがほとんどなかったんです。試行錯誤でなんとか画像コラージュの課題を作ることで今では無理なく使えるようになりましたし、ずっと怖いと思っていたZOOMも講座で使うようになってからは、プライベートでも活用するぐらいになったんですよ。お仕事をされている方からするとびっくりされるかもしれませんが、これも自分には大きな進歩。専業主婦歴が長くても、ここまでできるようになるんだなと実感しました。

今後はどんな活動をしていきたいですか?

講座で学んでいく中で、もっともっと力を付けたいと思うようになり、パーソナルスタイリスト協会に残って2級を取得しました。でも、理論を学んでいくうちに、実際の服に落とし込んで提案することこそ、私らしいやり方だと気づきました。

そのためには、まず自分の経験値を上げること。講座を修了するとSTORYのファッション企画や通販サイトのお仕事、読者イベントに声をかけていただけるので、積極的に参加するようにしています。また、協会からお仕事をいただいたり、松屋銀座でファッションコンサルティングもさせていただけるようになりました。

実は、経験者採用の派遣登録をして短期の販売員のお仕事を始めたんですよ。リハビリのような感覚ですが、学んだことをお客様にフィットした形でいつでも提供できるように自分にしっかりとした自信を付けたいと思っています。

 

講座をきっかけに、ファッションを通じたつながりも広がってきました。主婦だとママ友以外にお友達を作る機会がなかったので、講座の同期や同じファッション好きの人たちとつながれて、今すごく楽しいんです。だから、あまり焦らずひとつひとつのオファーを大切にして、そうやっているうちにファッションとの関わり合いが仕事という見える形でできあがっていければいいかな、と思っています。

今まさに「セカンドキャリア」を築いている途中なんです。

STORY認定パーソナルスタイリスト一覧

*「STORY認定パーソナルスタイリスト」は、STORYとパーソナルスタイリスト®協会によるコラボライセンス「パーソナルスタイリスト®PREMIER」を取得後、オプションのSTORY認定講座を受講された方々に与えられる資格です。

パーソナルスタイリスト®PREMIERE講座(第4期生)を受講して、STORY認定パーソナルスタイリストになりませんか?

撮影/杉本大希 取材/角田ひかる

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