お父さんと仲が良いといえばこの人!関根勉さんの娘・関根麻里さんにお話を伺いました。
関根麻里さんprofile
Mari Sekine
84年東京都港区生まれ。インターナショナルスクールを経てアメリカの大学へ進学し、首席で卒業。父はタレントの関根勤。’14年に韓国人歌手のKと結婚。8歳と4歳の2人の娘の母。
シャツ¥19,800 (CELFORD/ルミネ新宿2店)パンプス¥24,200(卑弥呼)
オープンマインドなところは父と同じです
◇ 父のことはずっと好きでしたが、思春期に「うざい」と思うことだってありました(笑)
思春期の時から周りの友達に「お父さんと仲いいよね」と言われていました。ただ、当時は父と一緒に出かけても並んで歩くのは恥ずかしいと思っていて、3歩後ろを歩いたり「うざい」と思った時は強めにドアを閉めたりしたこともありました(笑)。それでも嫌いになったことはなく、父のことはずっと好きです。父も母も「そういう時期なんだね」と距離感を保って接してくれていたので、助かりました。
中学生くらいになると「お父さんのこと嫌い」という友達も増えてきて、なんでそんなに強く父親を嫌うのかが理解できませんでした。うちの場合、父が「うざい」と思っても、コミュニケーションが普段から取れていたからこそ、それほど気にならなかったんだと思います。お互いの共通語が「うざい」だったのかもしれません。父も言われて喜んでましたよ(笑)。
◇ 幼少期の頃にも「パパと結婚する」と言ったことはありません
父は幼少期からずっと一緒に遊んでくれて、一緒に過ごす時間がとにかく多かったんです。そのせいか、父を異性として見たことはなく「パパと結婚する」と言ったことは一度もないんです。娘を持つ他のお父さんから「娘が結婚すると父親は寂しくなるもんだぞ」と聞いていましたが、父は私が結婚した時に、寂しさより嬉しさのほうが強かった。理由は全力で子育てをしてきたからこそ「後はよろしくね」という気持ちになれたからだそうです。
○ 父は私の前で母の悪口を 言ったことがありません。母にも 「愛してる」と言っていました
私の父は「いつも味方だよ」「愛してるよ」って暑苦しいくらい愛情を伝えてくれる人。その言葉があったからこそ、なにがあっても常に絶対的な味方だと思っていました。父は母にも同様に愛情表現をしますし、両親がお互いの悪口を言っているのも聞いたことはなかった。自然と両親の関係に憧れていたのか、私もなんとなく父と似ているような夫を、自然と選んでいます。
夫も私や娘たちに「愛してるよ」と表現するタイプで、もちろん娘を溺愛しています(笑)。夫は遅く帰ってきた時でも寝ている娘の寝室に行って、抱きついています。娘たちは塩対応なんですけどね(笑)。
オープンに話し合う環境で私が育ったので、父娘にもそういう関係でいてほしいと思って接しています。私は性教育も父と話してました。それに抵抗はなかったですね。「言わなくてもわかるでしょ」ではなく、親子だからこそ、言葉にして、ハグをして、温もりで愛を伝えることが大切だと思うんです。今の「じいじ」は、孫たちにやりすぎなとこもありますが(笑)。
父・関根勤さんとの思い出
撮影/平井敬治 ヘア・メーク/上野由可里 スタイリスト/繁田美千穂 取材/小出真梨子 ※情報は2024年5月号掲載時のものです。