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実は誌面に出ていただく「人探し」が難しい裏話

「私たちのCHALLENGE STORY」を担当しているライターの孫 理奈です。この企画は毎月、テーマが変わります。私たちライターがテーマに合った方をどう見つけているか、今日は裏話をちょっとしたいと思います。毎回、良い方を見つけて紹介をし、「こんな人がいるんだ。私も頑張ろう!」と少しでも読む方の記憶に残るページにしたいと励んでいるのですが、実はその人探しが難しいんです(苦笑)。

対象年齢がSTORY読者の年齢層に限られているため、テーマにピッタリ!な方がいても、若過ぎてもあまり歳が上過ぎてもいけない……。「まずは身近で探そう!」というときには、同級生やママ友に「周囲にこんなテーマに合う人いませんか?」とLINEなどで投げかけています。周囲にいない場合は関連の団体に連絡してどなたかご紹介していただいたり、ブログや出版された書籍から探す場合もあります。自分が観たテレビ番組で「こんな方がいた!」など記憶を辿ることも。さらに、一度この企画に出ていただいた方で「私自身とても良い思い出になったので、探すのを手伝いますよ」と言ってくれる人も多く、そんな周囲の方々に支えられて、テーマに合う方に繋がっています。

実際お会いして取材をしたり、遠方の方にはお電話で話を聞いて、それを候補としてまとめます。取材のこのプロセスが私は大好きで、「この企画を担当できてよかったな」と毎月思う瞬間です。人の人生を聞けることって普段なかなかないですよね。皆さんが体験したことを思い出しながら話してくださるこの時間では、本当に心から感じた言葉が聞けて、思わず感動して泣いてしまうこともあるほど。実体験の重さが心に響くことが多いです。お話ししてくださった方には「自分がここまで生きてきたことを振り返る良い機会になりました」と言ってもらえることもあり、本当に感謝の気持ちでいっぱいになります。

そして何人かの担当ライターがそれぞれ候補として取材した方の中から、その後、撮影などに進む方が決まる流れになっています。話を聞いた時点で「読む方にぜひこの人の存在を伝えたい! 体験や行動が読む方に勇気を与えるきっかけや刺激になって欲しい」と思う気持ちでいっぱいなので、とてもやりがいがあります。しかし実際にはいい話を伺うことができても掲載に至らないケースもあるので、その方にそれをお伝えしなければならないときがいちばん辛いです。「ほかの人のお話も知りたいので、私も買って読みますね」と言ってくれる人もいて、人の繋がりの有難さを感じます。

心に残っている話はたくさんありますが、特攻隊の生き残りの方に話を聞けたことがいちばんの思い出です。その時代にタイムスリップした気持ちになりました。これからも記憶に残るページになるように、「人探し」から頑張りたいと思います。

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