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「読書するためのホテル」がコンセプトの野尻湖ホテル エルボスコ

「私たちのCHALLENGE STORY」を担当しているライターの孫 理奈です。先日、主人の誕生日に長野へ行ってきました。新幹線で長野まで行き、そこからレンタカーで野尻湖に向かう計画を立てました。宿泊したホテルは、「野尻湖ホテル エルボスコ」。エルボスコとはスペイン語で森という意味で、森に抱かれた湖の畔に佇む、まさに隠れ家的リゾートホテルと言えるこちらのコンセプトは「読書するためのホテル」。「子育てを終えた今、静かに本を読んだりしながら夫婦でゆったり過ごしたい」、そんな気持ちにぴったりだったのでこの宿を選びました。

まず入った瞬間のラウンジは解放感溢れる空間。ロビーには大きな暖炉が、そして正面には下に向かって大きなガラスの吹き抜けになっていて、そこから飛び込んでくる緑と湖の景色に見とれてしまい、椅子から動きたくない衝動にかられました(笑)。クッションも色鮮やかで緑に映えて可愛い!

ロビーの横には「読書するためのホテル」を象徴するライブラリーが。個人的にこの窓からの湖がいちばんキレイに見えた気がします。書籍は地元信州にゆかりのある日本酒やワイン、りんご、山やトレッキングにまつわるものや、ホテルを設計された現代建築家の巨匠・清家 清さんのコーナーも。もちろん子どもが喜ぶ絵本も揃っていました。本は自室に持ち帰って読んでもいいそう。同じ日に宿泊していた男性ひとりのお客様も、いつ見てもいろんな場所でずっと読書をされていました。ゆったり過ごすには本当に最適な環境です。

客室に行くまでの壁のレンガは淡い茶色が落ち着く信楽焼。客室へ向かうスロープの廊下を通ると、その先に客室棟中央サンデッキが見えました。感動し、思わず「素敵~!」と声を上げてしまう景色。自然との共生を目指したホテルならではの空間でまたも椅子に座りたくなり、なかなか客室に辿り着けませんでした(笑)。

デラックスツインルームとスペーリアツインルームの客室も見せていただきました。スペーリアツインルームは、もう目の前が野尻湖! この部屋では椅子に座るその高さが湖が最もよく見えるようになっているといいます。「何もしない」を目的に、ワインを持ち込んでずっと部屋で過ごすお客様もいるそう。何て贅沢な時間の過ごし方! 薄い紫色のカーテンも美しい色でテンションが上がりました。
デラックスルームは部屋に階段があり、それを下りていくとまた大きな窓からは野尻湖が飛び込んできました。この部屋は野尻湖がキレイに見える高さにベッドの高さを設定。大自然と融合するデザインが施された空間にはゆったり過ごせるソファもありました。

ディナーまでちょっとお散歩をしよう!と外へ出ると、野尻湖を一望する半島先端へ行ける「ボスコの小径」と野尻湖の水辺へと続く「水辺の誘い径」の遊歩道がありました。「せっかくだから歩こう」と往復40分くらいかかる「水辺の誘い径」を選んだ私たち。夕方がお勧めと言われた通り、木々の隙間から見える静かな野尻湖が夕陽でちょっとピンクに見えてとてもキレイ。足元にはウッドチップが敷いてあり、歩きやすいけれど歳のせいかたまにハァハァ言ってしまうちょっとしたハイキングになりました。食事の前のとても良い運動になりました(笑)。

待ちに待ったディナーはダイニング「moment」で。天井が高い落ち着いたレストランは大きな窓からたくさんの緑が見え、夜はライトアップされていました。「森の中のビストロノミー」をコンセプトに、地元の野菜や信州のお肉を使ったフレンチスタイルの中に伝統的な家庭料理のような親しみのある料理が楽しめます。長野県は海のない県ですが、野尻湖は車で10分行けばすぐ隣りの新潟県に行ける、長野でも最も海に近い街だそう。だから魚料理も新鮮で美味しいんです! いただいた「カンパチの炙り 根セロリのレムラード」はカンパチを炙ってスモークにしてあり、根セロリのマヨネーズ和えをにんにくのソースやツナのソースと違う味で堪能することができる一品。赤玉葱と柑橘系のゼリーの彩りもキレイで目にも楽しめました。

最後のデザートまでどの料理も美味しく、料理に合うワインも充実していて、本当にゆったりした幸せな時間を過ごすことができました。

こちらは「SOBAバー」。カウンター5席にテーブルが少しあり、隠れ家のような雰囲気。予約が必要なのですが、お酒のほかにざるそばが食べられるのが特徴。家族連れのお父さんが、夜にこっそり抜け出して来店することもあるそう(笑)。夜にたっぷり食べたけど小腹が空いた……そんな人には最高の癒しの空間のバーで、信州らしくていいなと思いました。

モーニングは和洋どちらも食べてしまいたくなるほど充実したビュッフェ。実際、全部少しずついただいてしまいました。信州ならではの野沢菜や濃厚なりんごジュース、ぶどうジュースも美味しかったです。生ハムも切りたてが並んでいて新鮮でした。りんごの美味しいデザートまでたっぷり朝からいただき、食べてばかりな2日間(笑)。大満足でした!

大正時代に宣教師が静かな環境を求めて野尻湖畔に別荘地を拓き、また中勘助やいわさきちひろをはじめとする多くの文学者が滞在して作品を執筆するなど、古くから静かで風光明媚な保養地として愛され続けて信濃町。ホテル近隣では森林セラピーの基地として知られる「癒しの森散策」をはじめ、ゴルフ、野尻湖ではカヌーやウエイクボードなどのアクティビティも楽しめるそう。
ホテルの人に伺うと、ホテルからいちばんキレイに景色が見えるのは新緑が眩しい5月くらいからだそう。まさにこれからですね! 大人のリゾート「野尻湖ホテル エルボスコ」、オススメです。

【野尻湖ホテル エルボスコ】
〒389-1302 長野県上水内群信濃町大字古海4847番地
☎026-258-2111
http://www.nojirikohotel-elbosco.com/

 

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