一般社団法人Dr.GAMES
子どもがデジタルゲームとうまく付き合えるようになるために
一般社団法人Dr.GAMES(本社:埼玉県幸手市/代表理事:近藤慶太)は、ゲーム障害(Gaming Disorder)などゲームとの付き合い方の問題への関心の高まりを受けて、子どものゲームの問題で悩む保護者の方に活用していただくツールである「Dr.GAMES ゲーム終わらせ方ガイド」を2024年9月10日に公開しました。
子どもを「ゲーム障害」にさせないために、私たちができること
2022年にWHO(世界保健機関)が発効したICD-11(国際疾病分類)にて「ゲーム障害(Gaming Disorder)」が病気として正式に追加されました。これによりゲームの問題に対して世の中の関心が高まっています。
子どもがゲームと上手く付き合うためには、ゲームを始める初期段階で「ゲームの終わらせ方」を練習することが大切です。ゲームはプレイヤーが夢中になるように作られているため、無理矢理終わらせようとしたら、子どもの心が乱れてしまうのは当然です。そのため、良い「ゲームの終わらせ方」の経験を積み重ねることが大事なのです。
良い「ゲームの終わらせ方」を支援するためには、まず保護者が子どもが遊んでいるゲームを知ること、そしてそのゲームを終わらせるキリのいいタイミングを知ることが必要です。ゲームは様々な種類・ジャンルが存在しており、キリのいいタイミングがそれぞれ異なります。そして、普段ゲームに関心がない保護者の方にとって、それを知ることは容易ではありませんし、そのような情報提供はされてきませんでした。
「Dr.GAMESゲームの終わらせ方ガイド」の使い方と適切なタイミング
そこで、一般社団法人Dr.GAMESは公式Webサイトに「Dr.GAMES ゲームの終わらせ方ガイド」を公開しました。このガイドには簡単なゲームの紹介をはじめ、課金やチャットの有無などの各ゲームに関する情報提供、各ゲームに合った終わらせ方の提案が掲載されています。ゲームが好きな医療者が実際にゲームをプレイした上で各ゲームを評価しています。
このガイドは小学生以下のお子様がいるご家庭を対象としています。対象であるお子様がゲームの終わらせ方の練習をするのにベストなのは、ゲームを買い与えるタイミングであると考えています。保護者はこの前に「Dr.GAMES ゲームの終わらせ方ガイド」を参照すると良いでしょう。
「Dr.GAMES ゲームの終わらせ方ガイド」の使い方としてDr.GAMESは以下の3パターンを想定しています。
1. 保護者が参照する:ゲームの特徴を簡単に知る。子どもがゲームを気持ち良く終わらせられるように練習をする。
2. 医療従事者が参照する:ゲームに関する問題を抱える家族にアドバイスをする。
3. 保護者と子どもの両方が参照する:参照しながらゲームについて話し、ゲームとの付き合い方について双方が考えるきっかけとする。
全ての方がゲームとうまく付き合うために、Dr.GAMESが提供するサービス
「Dr.GAMES ゲームの終わらせ方ガイド」は、保護者と子どもがゲームの問題に取り組むためのスタート地点と考えています。最終的なゴールは「子どもが自分の力でゲームとの付き合い方をコントロールすること」です。その支援として、Dr.GAMESでは幼稚園・小中学校の生徒・保護者・教職員向けに「ゲームとの付き合い方に関する出張授業」や、個別にゲームの問題で悩む保護者や当事者に対して、オンラインで「ゲーマーお悩み相談室」 を提供しています。また、Dr.GAMESの医師によるゲーム障害に対する外来診察 も提供しています。
このような複合的なサービスを用いて私たちはゲームの問題に取り組む親子を支援していきます。
「Dr.GAMES ゲームの終わらせ方ガイド」の概要
・サービス内容および特徴:ゲーム内容の紹介と終わらせ方の提案
・製品スペック:情報ツール
・製品・サービスサイトURL:https://dr-games.jp/Guide_to_finishing_games
・価格:無料
・サービス開始日:2024年9月10日
会社概要
一般社団法人Dr.GAMESは、2021年に設立。医師、看護師、薬剤師ら医療職とゲームクリエイターによって構成され、ゲームと医療の掛け合わせによって、皆様の健康に寄与することを目的としています。
・所在地(本社):埼玉県幸手市香日向4-13-19
・代表者名:近藤慶太
・事業内容:ゲームプレイヤーの健康・ゲームによる疾病・ゲームを用いた医療への介入など
・自社サイトURL:https://dr-games.jp