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【国立科学博物館 筑波実験植物園】コレクション特別公開「クレマチス園公開」開催および報道内覧会のご案内

文化庁

国立科学博物館 筑波実験植物園(園長 遊川 知久)において、4月25日(土)から6月7日(日)まで、コレクション特別公開「クレマチス園公開」を開催いたします。
【詳細URL:https://tbg.kahaku.go.jp/tenji-event/nid00004117.html】

日本屈指の展示種類数を誇る筑波実験植物園クレマチス園は、野生種と園芸品種合わせて約250種類1200株を植栽しています。

本年は、特に昨年リリースされたばかりの最新品種をはじめ、希少性の高い品種や、それらの品種に利用されている野生種の性質などについてパネル展示や展示案内にてご紹介します。当園で初公開の品種や野生種なども展示予定です。


シェンロン:珍しい花色の茨城発の最新品種(写真提供:大内園芸)
また、クレマチスの野生種とその園芸化の歴史、日本を代表する野生種であるカザグルマなど、絶滅に瀕したクレマチスを守る取り組み、クレマチスに関する解説パネルの展示や展示案内、特別セミナー、栽培講座などの関連イベントも大変充実しています。早咲き品種から遅咲き品種まで、会期中に次々と咲き変わる多彩な花々のリレーをお楽しみください。

なお、5月4日(月・祝)はみどりの日として、また、5月19日(火)は国際博物館の日として、入園料無料でご入園いただけます。

クレマチスについて ~多種多様なクレマチスの野生種と園芸品種~
 クレマチスとは、キンポウゲ科センニンソウ属(Clematis)に分類される植物の総称で、日本には カザグルマ、ハンショウヅルなど30種ほど(変種などを含む)が自生しています。また、日本のカザグ ルマや、中国原産とされるテッセンなどの世界各地の野生種をもとに、多彩な園芸品種が作出されてきました。

 クレマチス(キンポウゲ科センニンソウ属)には、約300の野生種と数千にも及ぶ園芸品種が存在します。その花は色や形が変化に富み、よい香りのする種類も増えており、とても多様です。本企画展では、日本のカザグルマをはじめとする野生種や、それらをもとに作出された園芸品種の多彩な花々を通じて、植物の多様性に触れていただきます。特に本年は、100年以上前から長く愛されている品種から、近年リリースされた新しい品種まで、多彩なクレマチス品種の開発の歴史や野生種との関係性などについても、ご紹介します。

 筑波実験植物園では、野生種と園芸品種をあわせると350種類以上の日本最大級のクレマチスのコレクションを保有し、そのうち約250種類をクレマチス園で植栽しています。そのコレクションの中には、希少な野生種である絶滅危惧種もあります。例えば、当園が保有する日本各地のカザグルマは、大輪花が魅力で、シーボルトらがヨーロッパに持ち帰り、多くの園芸品種の交配親となった日本を代表する野生種ですが、自生地の土地開発や園芸採取などにより、絶滅が危惧されています。会期前半に開花しますので、各産地の花の変異などもお楽しみいただきながら、その現状をご紹介します。また四国の限られた場所に自生するシコクハンショウヅルなど、当園で増殖に成功した絶滅危惧種もあります。さらに園芸品種については、現在ではほとんど流通していない希少なクレマチスが当園に保存されています。このような希少な花々も、開花した際には展示してご紹介します。

【当園で人気のクレマチス】※開花時期は、あくまでも目安です。

カザグルマ(茨城県産):開発や園芸採取で数が減り絶滅危惧種のため当園で保全を行っている。産地により花の色や形が異なる。会期前半が見ごろ。

クリル:当園で昨年人気No.1の品種で、うどんこ病に強い野生種が交配親のため耐病性をもち、さらに花付きもよい。福島発の新しい品種。


水面の妖精:フロリダ(テッセン)系の新しい品種で人気がある。今年は、同じ流れをくむ独特の模様や咲き方が魅力の最新品種‘咲良の妖精’も展示予定。

藤娘(フジムスメ):日本で作出され、海外でも流通している、昭和の名花の一つで、当園でも人気が高い品種。会期後半に開花する。


こゆき:フロリダ(テッセン)系で、花付きがとてもよい、日本発の新しい品種の一つ。

ビル・ド・リヨン:100年以上前にフランスで作出された園芸品種で、5月中旬~6月上旬に開花する。


5月上旬(パテンス系など)

6月上旬(ジャックマニー系など)

コレクション特別公開「クレマチス園公開」開催概要
1. 目 的
 日本でも有数のコレクション(約250種類約1200株)を展示し、毎年たくさんの来年者に多種多様な花を楽しんでいただいているクレマチス園。2026年度も開花期にあわせて公開し、来園者にクレマチスの多様性を体感していただきます。また日本を代表する野生種でありながら絶滅が危惧されているカザグルマなどについても紹介します。

2.名 称
 コレクション特別公開「クレマチス園公開」

3.主 催
 独立行政法人国立科学博物館 筑波実験植物園

4.会 期
 2026年4月25日(土)~6月7日(日) 計39日間
(休園日あり:4月27日(月)、5月11日(月)、18日(月)、25日(月)、6月1日(月))

5.場 所
 筑波実験植物園クレマチス園

6. 展示構成
(1)クレマチスの展示
 筑波実験植物園のクレマチス園のカザグルマをはじめとするクレマチスの野生種とその園芸品種約250種類1200株を公開します。野生のカザグルマなどの早咲きの花にはじまり、会期後半のジャックマニーやテキセンシス系などの遅咲きの花まで、クレマチスの多彩な花々のリレーが楽しめます。当園で初公開のクレマチスの中には、まだほとんど流通していない最新品種や、希少な野生種などもあります。

(2)クレマチスに関するパネル展示
 クレマチスについて、野生種の多様性や園芸化の歴史、近年誕生した新しい品種に利用されている野生種の性質、また、絶滅が危惧されるカザグルマとその保全などを、パネルで解説します。

 また教育棟では、会期中、ゴールデンウィークや土日を中心にクレマチス苗の販売もあります。
(出店日はHPで掲載します。)

7.関連イベント
1.特別セミナー
■「カザグルマの多様性および保全と、テッセンを中心とした種間交配の成果と今後の育種の可能性」
日時 2026年5月10日(日) 13:30~14:30
会場 研修展示館3階セミナー室
定員 30名(要事前予約:筑波実験植物園HPにて1か月前からweb申し込みを行います。)
講師 飯島 眞(カザグルマ研究者)

■「日本のクレマチスの野生種や園芸品種の多様性を楽しむ」
日時 2026年5月17日(日) 13:30~14:30
会場 研修展示館3階セミナー室
定員 30名(要事前予約:筑波実験植物園HPにて1か月前からweb申し込みを行います。)
講師 村井 良徳(筑波実験植物園 研究員)

2.栽培講座
■「はじめてのクレマチス栽培」
日時 2026年5月4日(月・祝・無料入園)、5月19日(火・無料入園)
   ※各日とも 1.13:30~14:00、2.15:00~15:30
会場 クレマチス園
定員 各回12名(要事前予約:筑波実験植物園HPにて1か月前からweb申し込みを行います。)
講師 村井 良徳(筑波実験植物園 研究員)

3.展示案内
■「クレマチス園見学ポイント紹介」
日時 2026年5月3日(日)、5月4日(月・祝・無料入園)、5月19日(火・無料入園)、
   6月7日(日)※各日とも1.10:00~、2.10:30~、3.11:00~
会場 クレマチス園
定員 各回先着10名(事前予約不要、クレマチス園にて10分前から整理券を配布します。)
講師 村井 良徳(筑波実験植物園 研究員)

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