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国内7つの繊維産地とつくる、新作コレクション「PROFILE vol.6」発売

フジエテキスタイル

『Threads of Context -織りなす文脈-』インテリアの視点から、産地を見つめ直す

フジエテキスタイルは、新作テキスタイルコレクション「PROFILE vol.6」全36柄94点を、2026年10月28日(水)に発売します。
全作を産地の職人や技術者との協業によって開発し、そのうち33柄90点を、伊勢崎、富士吉田、蒲郡、尾州、北陸、京都、京丹後という国内7つの産地でつくりました。

コンセプトは『Threads of Context -織りなす文脈-』。数多くの製品が流通するなかで、フジエテキスタイルは、価値あるテキスタイルとは何かという問いにあらためて向き合いました。
そこで目を向けたのが、産地とその土地が積み重ねてきた文脈です。
日本の繊維産地は、アパレルの分野で語られることが多くあります。しかし、空間で使われ、光を受け、日々手に触れられるインテリアテキスタイルの視点から見つめ直すと、また違った可能性が見えてきます。インテリアテキスタイルを専業とするメーカーとして、インテリアと産地の両方の視点から、一枚の生地に織り込まれた土地の歴史や技術を届けます。

たとえば尾州では、糸そのものの表情で語るプレーンなテキスタイルを、糸から考えてつくりました。伊勢崎・蒲郡・北陸では、繊細な織りに金属の薄膜と立体的な加工を重ね、3つの産地をまたいで一枚の生地を仕上げています。京都では、着物を手がける職人が手作業で箔を施し、和装の職人技をインテリアへ持ち込みました。アプローチは産地ごとに異なりますが、どの生地にも、その土地の背景が息
づいています。新作発表会では、その一枚一枚を実物でご覧いただけます。

コンセプト:『Threads of Context-織りなす文脈-』
「文脈」を意味する context、「文章」を意味する text、そして textile は、いずれもラテン語で「織る」を意味する texere を語源に持ちます。日本の産地とインテリアテキスタイルの関係をひもとくなかで、この語源が今回のコンセプトへと結びつきました。

テキスタイルは、糸の選定や撚り方、組織、色、加工といった無数の判断が、ミクロな単位で幾重にも積み上げられて成り立っています。糸と糸が交差して生まれる細かな隙間にまで、作り手の考えや試行錯誤が込められ、その生地が生まれた土地の歴史や個性も宿っています。
言葉で織りなすテキストと、糸で織りなすテキスタイル。「PROFILE vol.6」は、その両方を通して、生地に織り込まれた文脈を伝えます。

尾州 -糸から考える-

「PROFILE vol.6」では、無地や無地調のテキスタイルを、さらに深く作り込むことを目指しました。
その価値を高めるには、柄を織り込む生地とは異なり、素材そのものの表情で語る必要があります。
そのために糸から取り組む相手として選んだのが、毛織物の流れを汲む意匠撚糸の技術が根づく尾州です。
今回使用した糸は、すべて合繊の先染めです。甘撚りの柔らかな糸、ループが表情をつくるブークレ、極太のスラブ、繊細な細い糸という性格の異なる糸を、一枚の生地の中で対比させています。色も糸の段階から設計しました。

たとえば、ある生地ではかすり染めで一本の糸の中に色の移ろいを持たせ、別の生地では撚り合わせ方を変えることで杢の表情を調整しています。同じ色で染めても、糸の形状や撚り方によって見え方は大きく変わります。
撚糸、染色、製織をそれぞれ専門とする職人との対話を重ね、素材感のある糸の力を生かしながら、窓辺で使えるしなやかさを備えた〈オリガスリ〉〈イロドリ〉〈ソウ〉などが生まれました。
離れて見ると穏やかな無地に見えますが、近づくと、かすり染めの色の切り替わりや、撚りによって変わる杢の色の走り方が見えてきます。

伊勢崎・蒲郡・北陸。産地をまたいで工程を重ねる

伊勢崎・蒲郡・北陸の3つの産地をつなぐつくり方は、フジエテキスタイルにとって初めての試みです。目指したのは、生地の軽やかさや透け感を保ちながら、繊細な輝きをまとわせることでした。

絹織物の産地として艶や輝きへの感覚を育んできた伊勢崎では、透ける生地を得意とする機屋とともに、オーガンジーを織り上げました。
蒲郡では、染色加工から出発し、半世紀近くにわたり布のためのスパッタリングを磨いてきた加工所が、その生地に金属の薄い膜をまとわせました。スパッタリングは、真空の中で金属をナノレベルの薄さで重ねる技術で、遮熱など主に産業資材の分野で用いられてきたものです。金属には、遮熱性と経年変化のしにくさ、輝きの美しさを備えたステンレスを選びました。
北陸では、熱を加えると形を記憶する合繊の性質を生かしたクラッシュ加工を行い、シワによる立体感を与えています。透け感と輝きの釣り合いを見極めるために糸を変えながら試作を重ね、防炎性能との両立も図りました。

こうして生まれた〈イッセン〉〈ギンガ〉は、手に取ると軽やかで、光にかざして角度を変えると、ステンレスの輝きとシワの陰影が表情を変えていきます。

京都 -和装の職人技をインテリアへ-

京友禅の技法のひとつである金彩銀彩は、和装の世界で受け継がれてきた職人技で、インテリアテキスタイルとの接点はほとんどありませんでした。その技法でインテリアテキスタイルを表現する可能性を探った初めての試みが、〈イバショ〉です。
現代の空間になじませるため、モチーフには特定の意味を持たない幾何学の形を選びました。華やかな技法だからこそ箔はワンポイントとして用いています。

図案は、これまでにも協業してきたグラフィックデザイナーの小林一毅氏によるものです。モノトーンで幾何学を構成した数十枚の図案をパーツに切り分け、即興でコラージュして一枚に仕上げました。
形がそれぞれの居場所を探していくようなこの過程が、品名の由来です。
生地には、晒さずに温かみのある風合いを残した綿麻を用いました。

京都の工場で、漆のような艶をもつ黒の顔料を手作業でプリントし、そのうえに、染匠と呼ばれる京友禅の職人が箔を一箇所ずつ施しています。
着物を手がける工房の作業台で、生地を少しずつ送り出しながら進めるため、一日に仕上げられる量には限りがあります。箔は、銀箔を硫化させて味わいを出した焼箔です。硫化による模様は一枚ごとに異なり、時間とともに変化していきます。間近で見ると、綿麻の風合いの上に、黒の艶と焼箔の表情が重なります。

新作発表会のご案内

10月28日(水)より、全国のショールームで新作発表会を開催します。会場では、全36柄94 点のサンプルと、新作を使った窓まわりのコーディネートをご覧いただけます。
一部の産地については制作の様子を収めた映像も上映し、本リリースでご紹介した3 つの取り組みのほかにも、産地ごと、柄ごとに異なる背景に触れていただけます。
糸一本の表情から、空間で使われたときの姿まで、実物を手に取ってお確かめください。

プレス内覧のご案内(東京会場)
会期 10月28日(水)~30日(金)
時間 9:30~17:00
会場 フジエテキスタイル東京ショールーム
   東京都渋谷区代々木4-33-10トーシンビル5階
ご予約 予約フォーム (https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScbaePuZP7Mo3A-lSwnIUFfs6NLIZnQDCVLz–KXCYh91jhsw/viewform?usp=header)
会期中は、クリエイティブディレクターの室脇が会場をご案内します。ご来場の際は、上記フォームより事前にご予約ください。

PROFILE vol.6 新作発表会
会場・会期
10 月28 日(水)~ 30 日(金) 東京ショールーム
10 月29 日(木)・30 日(金) 大阪ショールーム
11 月5 日(木)・6 日(金) 名古屋、福岡ショールーム
11 月12 日(木)・13 日(金) 札幌・仙台・広島ショールーム
開催時間 9:30~17:00
ご来場予約 https://reserva.be/fujie_yoyaku

お問い合わせ先:株式会社フジエテキスタイル
東京都渋谷区代々木4-33-10 トーシンビル5階 03-3378-8850
fujie-news@fujie-textile.co.jp

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