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家族や女友達をちょっと忘れて……一泊二日で京都ひとり旅。 ザ・ホテル青龍 京都清水に泊まる③

家族や女友達をちょっと忘れて……一泊二日で京都ひとり旅。ザ・ホテル青龍 京都清水に泊まる①

家族や女友達をちょっと忘れて……一泊二日で京都ひとり旅。ザ・ホテル青龍 京都清水に泊まる②

<観光編>

今回、ホテルも楽しみだったけど、京都観光も楽しみにしていた私。実はほとんど京都を知らないんです。

高校の修学旅行で京都に来たことはあったけど、その時は岡山と京都で、しかも京都では自由に行動できる班行動だったので、私たちの班は観光というよりも、「ようじや」でお土産を買ったり、京都の甘味処で甘いものを食べたり、恋愛の神社でお守りを買うことで、いっぱいいっぱい……(笑)。しかも唯一訪れた清水寺は、舞台の修繕期間中で舞台にあがることもできず、大阪まで出かけた男子チームと合流して、お土産のたこ焼きを食べたり、そんなことしかしなかったのです(笑)。

ホテルのチェックアウトは12時だったので、まずは荷物を置いて身軽に清水寺まで行ってきました。

清水寺までは歩いて8分。
お寺までの坂道を登りながら、道の左右にあるお土産屋さんには目もくれずお寺へ真っしぐら!
私の今回の最大の目的は、清水の舞台へあがることなのです(笑)。舞台の修繕も終わったということで、早速舞台へあがってきました。森?に向かって大きく前へとせり出した舞台に立って、下を見下ろします。

「ここが、清水の舞台から飛び降りるという、あの舞台かぁ。確かにここから飛び降りるのは決死の覚悟だな」
と、やっとお目にかかれた舞台からの眺めに一人余韻に浸ります。
舞台をまわって少し離れたところから舞台を客観的に見ると、舞台だけ木の色が新しい。修繕後だなと目で確認できました(笑)。

清水寺の横には、恋愛成就の神社がたくさんあり、修学旅行生が好きな人の名前を書いたり、恋愛成就の石に向かって目を瞑って歩いていたりしていて、微笑ましい光景。

しかし、次の目当ての金閣寺へ向かう私には余裕がありません。ホテルへ戻ってチェックアウトを済ませ、方向音痴の私がホテルの方から京都の街の地図とバスの路線図、そしてアドバイスをもらっていざ出陣!

京都ではバス一回の運賃が230円なのですが、バス一日乗車券は600円なのでそれを買ったほうがいいとアドバイスも受けたので早速購入。

7月の京都は祇園祭の最中で、まずは四条烏丸で名物の山鉾を鑑賞。長刀鉾と函谷鉾の2つで満足し、次は金閣寺へ向かいます。ハードスケジュール(笑)。

四条烏丸からバスを乗り継いで、金閣寺道で下車。
途中、立命館大学前も通過し、現役の立命館大生にも遭遇して、何気にテンション上がる〜!
金閣寺は「昨年末に金箔を貼り替え終えたので綺麗ですよ」とホテルの方に教えてもらったので楽しみに来ました。砂利道を歩いていくと。水辺に浮かぶ金閣寺が目の前に!

「き、金ピカや〜。教科書で見た写真と同じ!」

想像以上の金ピカでひとりで大興奮(笑)。放火で消失して建て直したとはいえ、昔に権力の象徴としてこんな金箔のお寺を建てようだなんてすごい発想。
いや〜、観光って楽しいなぁ。
ひとりだから満足したらさくさく移動できるのもまた楽しい。さぁ、次は龍安寺の石庭へGO。

またバスに乗って龍安寺前で下車。
境内の中は紅葉の葉っぱが青々としていて、

「ここって秋に来たら最高だろうなぁ。紅葉の季節の京都も来てみたいな」

と、生い茂る紅葉の葉っぱを見上げながら散策。

蝉の鳴く声に耳をすませながら一歩一歩進んでいき、お寺の中へ入りました。
少し薄暗いお寺の室内から急に広がる石庭の世界。縁側で何人かがただ座って石庭を見ています。私も縁側に腰をおろし、石庭を見つめます。

「あっ、ここ、すごい好き。何時間でもいられるかも……」

塀の屋根に張り巡らしている苔や、極端なまでに象徴化された石。どういう意味なのか分からないけど、妙に心が落ち着く不思議な世界観。侘びと寂び……。
この石庭の縁側は、私がこの日いちばん長く滞在していた場所でした。周りをみたら座禅を組んで瞑想している人、寝転がってただ見つめている人、それぞれが思い思いの過ごし方をしています。
私も自分自身を内省し、思考が無に近づき心も身体も軽くなった感覚を味わいました。離れがたかったけど、次へ行こう。でもまたきっといつか訪れようと思った、心に響く場所でした。

ちょっと心が洗われた感覚に酔いしれながら、次を目指します。

二条城へ行きたかったけど、流石にもう夕方で時間がなくなってしまったので、下鴨神社へ寄って帰ることに。
とにかくせっかく京都にいるのだから、神社やお寺をたくさんまわって、お参りしたかったのです。

下鴨神社はキレイな紅が印象的。

鳥居をくぐって歩いていくと、知らない間に河合神社へ到着。

「えっ? あっ、ここ知ってる! 鏡絵馬という手鏡形の絵馬でが有名で、自分で絵馬をお化粧して奉納するんだ」

せっかく導かれて辿り着いのだからやりたかったけど、絵心のない私は時間がない中お化粧できる気がせずに、またおざなりにお化粧するのは神様に失礼な気がしてお参りだけして帰ることに。今度はちゃんとゆっくり来て、その時にお化粧して奉納しよう。

バタバタだったけど、ホテルで預かってもらっていたスーツケースを受け取り、無事に京都駅で新幹線に乗ることができました。
結局、京都ではバスに9回も乗車。一回230円の運賃を、600円の一日乗車券で、元取りまくり(笑)!!

あー、それにしても本当に楽しかった。
一泊二日だったけど、とても濃い時間を過ごすことができました。東京から新幹線で約2時間のトリップ。それは非日常を味わえる素敵な時間。
大人の一人京都、最高!!!
また秋になったら遊びに行こうっと。次は銀閣寺と東寺と二条城に行って、河合神社で鏡絵馬を奉納し、また龍安寺の石庭と紅葉を眺めにあの場所に戻りたい。もちろん、ホテルは「ザ・ホテル青龍 京都清水」に決まりです!

ザ・ホテル青龍 京都清水  京都府京都市東山区清水二丁目204-2
TEL:075-532-1111
https://www.seiryukiyomizu.com
https://www.princehotels.co.jp/seiryu-kiyomizu/

取材・撮影/北野法子

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