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Lifestyle特集

クリス-ウェブ佳子さん、”子どものウソ”に母としてどう対処しますか?

「子どものウソ」は、親の考え方を変えるきっかけかもしれません。高2&高3の娘の母、クリス-ウェブ佳子さんの場合どのように対処していたか伺いました。

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クリス-ウェブ佳子さん
モデル・コラムニスト・インテリアデコレーター。大阪育ち。独自の鋭い視点で多方面で活躍する。私生活では高2・高3の女の子の母。哲学肌の長女と芸術肌の次女、性格の異なる姉妹からは教わることの方が多いと笑顔で語る。


◯ ウソはつくもの! ととらえて親子コミュニケーションが結局はいちばん大切なのかも

この企画、娘たちと一緒に話し合ういい機会になりました。「なにかウソついたことある?」って。真面目な長女は、親の期待に応えたい一心でウソをついたことがあると……。改めて悪いことをしたと思いました。

子どもは、“親に心配かけたくない、失望させたくない”気持ちが強いほどウソをついてしまう。そして親のほうも、それを引き出す会話をしてしまっているのかも? 例えば「宿題やったの?」。心の中では〈やっていないだろうな〉と思いながら聞いて、ウソをつかれたら怒る ……これは負の連鎖でしかないですよね。「宿題やってないなら、一緒にやろう」の声がけに変えるだけで、子どもはつかなくてもいいウソをつかずに済みます。

でもどんなウソでも親は悲しいということを真剣に伝えるべき。怒るばかりだと子どもは慣れてしまうものです。結局は、親自身が裏切りを引き出しているのかな。例えば、子どもがお財布からお金を盗る行為も、欲しいものを「欲しい」と素直に言えない関係性と、親自身の金銭管理を見直すべき。 親子ともに金銭感覚を養わないといけないのだと思います。

うちでは、娘にはお小遣いを与えておらず、欲しいものは申告制。しっかりプレゼンしてもらって、私が納得したら買う方式です。

それに、子どもは大きくなるにつれて、親に隠したいことも出てくるのだと思います。それは成長の証しととらえて見守ることが大事なのかも。ただし、門限などの約束を破った場合には、理由を聞いて罰を与えることは大切。その場を切り抜けるためのウソがある場合には、親がウソを見抜く力も必要です。日頃から、軽いウソを笑いながら「あれれ? 本当かな?」なんて暴いていくと楽ですよ!

親が気をつけること ・ ウソをつかせる会話をあえてしないこと
・ ウソをつかれたら怒らず全力で悲しむこと
・ 親子でゲーム感覚もあり! 楽しんでウソを見抜くこと

洋ドラを観ながら子どもと一緒にウソを楽しむ

「〝このドラマ面白いよ!〟と次女に教えてもらったもの。ドラマの影響を受けて、表情や癖でウソを見抜くゲームがわが家でも大流行り! このドラマで元夫のウソを100パーセント見抜くことができるように(笑)したいです!」。

「ライ・トゥ・ミー 嘘の瞬間」(20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン)

撮影/森脇裕介 ヘア・メーク/川村友子 取材/竹永久美子、奥村千草 ※情報は2022年7月号掲載時のものです。

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