まずは、dead seaソルト（死海塩）を使って、ゴマージュのようにマッサージします。
死海塩をfoot bathに少し入れて使うエステサロンはよくありますが、塩そのものをそのままマッサージに使うサロンはあまりないので、またまた期待感高揚。それだけ高価なもの、ということなんだそうですが、死海塩は普通の海水よりも塩分濃度が高く、ミネラル濃度も30％以上高いそうです。
ミネラルは体の調子を整えるのに大事な栄養素。それが欠如することで疲れやすくなったり、むくみやすくなったりしますが、その体液の入れ替えをしてくれるのが死海塩なのだそう。
初めにソルトマッサージをすることで、体の余分な水分を出して、むくみを取っていくそうです。ただ出すデトックスではなくて、ミネラルなどの栄養補給しながらマッサージしていくのでお肌はプルンプルンになり、デトックスもしやすくなるそうです！

ベッドはほんのり温かく、体を温めながらの施術。うつ伏せに寝転がると背中からマッサージが始まりました。ゴマージュのような感じで、程よく圧をかけながらザラザラとマッサージ。
塩分が高くても肌に染みたりすることがなく、肌表面の老廃物も落とされていく感覚。ベッドが温まっているせいもあるのかもしれませんが、じんわり汗をかいてきました。早くも体が温まってきたのかな？　きゅうりの塩揉みのような感じで、余分な水分が出て皮が柔らかくなっていく感じ。

全身ソルトマッサージをしたら、保温効果の高いシートで体を包みます。
息苦しいのかしら？　と思いましたが、特に気になりませんでした。目の上にタオルを置かれ、「もう何も気にせずリラックスしてね」と言われているような気持ちになりました。
初めは仕事のことや、あれこれ気になることを考えていましたが、次第に「無」の状態になって……と表現すると大げさかもしれませんが、いつしか眠りについていました(笑)。

ほどなくして「お疲れさまでした」という声で目が覚めました。
シートを剥がし、一旦シャワーで体を流すのですが、びっくりするほど汗をかいていました。でも寝汗のような変な気分ではなく、スッキリしているんです！　デトックスですね！
軽やかな足取りでシャワールームへ。
聞いていたとおりです。お肌がすべすべになりました！　オイルの浸透も良くなりそうです。

再びベッドへ戻り、いよいよお楽しみのオールハンドのオイルマッサージ。
先程選んだオイルで、セラピストの手の温もりを感じながら施術を受けます。

脂肪や老廃物をリンパに流します。肩甲骨まわり、老廃物の出口であるリンパ周辺、脂肪の蓄積しやすい腰周りなど、細部まで丁寧にアプローチしていました。
「引っ張りながら圧をかけますね」と説明してくださったのですが、腕や肩周りが凝って肩甲骨の可動域も狭くなっていたので、なんとなく詰まっていたものが流れてゆく感じがイメージできました。今度は寝ないで、どこをどのようにほぐしてもらっているのか、しっかりと考えながら施術を受けました。
居眠りしながらも気持ちいいですが、流れを意識してマッサージを受けるのが好きです。

これだけ汗をかいてオイルでマッサージしたのでお肌はツルツル！
気になっていた背中のザラつきも良くなっている気がします。オイルっぽいベタつきは有りません。
施術後は、流した老廃物が排泄されやすくするために、デトックスサプリメントとお水をいただきました。水分をがぶ飲みしてしっかり毒素を外に出したいですね。あっという間に２時間がすぎました〜！

テラスもあるので、海の景色を眺めながら余韻に浸ることもできます。施術の効果が出たのかと思いますが、いつも顔や足首に感じる浮腫みが、この日の午後はスッキリしていて、身のこなしも軽くなった気がしました。
一方で、この日の夕食に飲んだワインがあっという間に回ってしまったような気がするのですが……代謝が良くなっているせいでしょうか。頑固な便秘もやや緩和されたので嬉しいかぎり。
〈この施術を継続したら、かなり体調が整うんだろうなぁ〉と思いました。

こちらのスパは、宿泊者以外でも利用できます。「疲れがたまってるな」と思ったら、青い海と極上のスパを求めて訪れるのもいいですね。
自分の心と体の状態に、しっかりと向き合う機会をつくる。
こんなことでもないと、心身ともに走り続けてしまう40代。頑張りすぎちゃう世代なんです。だから旅行に来た時くらいは、しっかり骨休めして心もリフレッシュしないと。
リゾートスパの良いところは、なんといってもその雰囲気。都内のサロンでは演出でない空気感があります。普段の生活ではなかなか時間が取れない方も、たまにはスパ重視でホテルを選んで、リゾートならではの極上サービスで心ゆくまでリラックスしてみてはいかがでしょう。

新しい沖縄へ。【琉球ホテル＆リゾート 名城ビーチで大人時間を楽しむ旅】…後編

取材・撮影／笹 利恵子

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2022年9月10日20:00～2022年10月10日23:59
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