お母さんが変われば子供が変わる⑲
こんにちは。子育てスマイルナビゲーターのたかみほです。
前回の記事では、
● 我が家の自由研究の紹介
について、お伝えさせていただきました。
今回は「学校説明会」と「兄弟それぞれの学校の選び方」をテーマに、お話しさせていただきます。
● 学校説明会に積極的に参加しましょう
我が子が家庭で過ごす時間よりも長い時間を過ごすのが「学校生活」ですね。そうであれば、子どもが通う学校選びはとても大事なことだと思います。子どもが学校から得る影響は多大です。
できるだけお子さんと一緒に行くのが望ましいです。ぜひ、気になった学校については学校説明会に幅広く参加し、直接学校のことを知っていただきたいと思います。
私は、こんなことを知りたくて、学校説明会に行きました。
● 直接訪れてこそ分かる肌で感じる学校の雰囲気はどうか?
● 学校生活でどれだけ豊富な体験を得ることができるか?
● 先生からどんな影響を得ることができるか?
● 友だちをたくさん作り、学校が好きになれるか?
● 6年間教育での3段階プログラムの内容は?
…低学年・中学年・高学年のそれぞれの取り組み方はどうしているか?
● 学校の教育方針・カリキュラム・進学実績はどうか?
● 学校説明会で聞いておくべきポイントは何か?
学校説明会に参加すると、共通する質問内容は、配られた資料にQ&Aでリスト化されて事前に回答が記載されているところが多いのではないかと思います。それ以外で聞きたいところを、質問するようにしましょう。
私の場合、絶対外せなかったチェックポイントは、
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▪︎カリキュラムや行事内容
▪︎課外活動や情操教育・体験活動の内容を確認し、より個性が伸びそうかどうか?
▪︎オリジナル教材があるか?
▪︎共学がよいか?男子校がよいか?メリットとデメリットを見つける
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オリジナル教材やプリントを導入しており、その取り組み方を見て、ここなら任せられるという判断ができたこと。
共学ではなく男子校にしたのですが、それぞれのよさはあると思いますが、我が家が男子校を選んだのは、文武両道の学校であり、勉強にもしっかり打ち込み、子ども同士が切磋琢磨しあって成長できそうな学校だと思ったからです。
あとは、学費もチェックしました。
● 学校の先生たちの話は、どこに注目して聞いたか?
長くダラダラ話す校長先生の説明会を聞いた時は、6年間同じ学校に通い続ける生徒にとって、朝礼や行事などで毎回、長く話す校長先生の話を聞くのはしんどいのではないかと感じました。
生徒に分かりやすく、まとめて、インパクトのある説明ができる先生であるかどうか。「いつの間に説明が終わっちゃった?」というぐらい惹き込まれる上手な説明ができる校長先生のお話しは、「もしも自分が子どもだったらこの学校に通いたいな」と感じさせられるぐらい印象的でした。
やはり、校長先生の話し方や雰囲気は、学校の特徴を語る上で大切だと思います。
ポイントを押さえて整った説明会をしてくださる先生は、プレゼン力のある説明ができる先生です。聴いている生徒も保護者も楽しいし、学校生活を送る中で、子ども達がそういった話ぶりに影響を受けてくれるのではないかな〜と感じながら、傾聴しました。
そして、そういう校長先生の話し方や考え方は、在籍している教師にも普段からそういう話し方をされているだろうし、教師陣もその影響を受け、分かりやすい授業を展開している学校なのではないかと考えました。
学校の考え方・指針は、授業の雰囲気づくりにつながります。毎日通学する子どもが、ワクワクする授業を受け、その経験が積み重なって受けていく影響は、その子の成長に大きく関わっていくと思います。
● 兄弟それぞれの学校の選び方
読者の方からこんな質問を受けました。
(同じ学校に入ったとしても)子どもの進路というものは、なかなか思い描いたようにはなりません。
兄弟を同じ学校に揃えなくてもいい。本人も家族も納得する学校選びができれば、同じ学校にこだわらなくてもよいと思います。
我が家の場合、結果的に小学校も中・高一貫校も同じ学校に通学してくれたことは、私が仕事を持っていたため効率的で楽な面が多かったです。次男にとっても、2学年先の兄がいるから、「次にこういう行事があるんだな」などという先々の情報が分かるし、体操服や部活のユニフォームはお下がりで間に合ったなど、メリットは大きかったです。
しかし、兄弟の性格は同じではありません。兄弟を同じ学校に通わせても、親が描いているイメージと違ってしまうかもしれません。
違うタイプの人間が、いざ同じような進路を辿ると、「お兄ちゃんはこうなのに自分はそうはならない」と本人が感じ、ストレスになっていくかもしれません。
判断の大きな基準は、「その学校が我が子に合っているかどうか?
「それぞれの子どもにとって、どこの学校が合うのか?」を見極めるために、学校説明会などに参加することはもちろん、公開授業やオープンスクールを受けさせたり、文化祭を訪れるなど、体験や見学をした子どもから感想を聞いたりしながら選んでいくことが大切です。
まず、親が「兄弟を同じ学校に入れたい」と思い込まないことです。それだけが正解ではありません。同じ学校にこだわると、視野が狭くなります。
「我が子が、まず何に向いているかを親が知ること」です。そして、子どもに合った学校を一緒に探してあげることです。
弟は兄から日頃、学校の話しを聞いていて「自分もお兄ちゃんと同じ学校に行きたい」と思っていることでしょう。ただ、成績が届かない状況であれば、「同じ学校に入ることがゴールではない」ことを理解してもらわなければなりません。
もし運よくその学校に入れたとしても、授業の進度が速い学校ならば、そのギリギリの生活が6年間続き余裕がない中で、必ずしも兄と同じように学校生活を楽しめるのかどうかも分かりません。そのようなイメージもさせてあげて、「同じ学校に入ることがゴールではない」ことは伝えておいた方がよいでしょう。
子どもと一緒に学校説明会に参加した後に、必ず話し合いをし、具体的に参加した時のことを振り返り、「あなたに合っている学校に行って欲しい」と、その学校の魅力や良さを伝えていくことだと思います。
弟の成績が芳しくないという事実にも少し触れながら、「この学校はこの部分を頑張る学校だけど、あなたはこっちの科目の方が得意だよね。得意な科目に強い学校はこっちの学校がおすすめだよ」など、学校の特色の差や、教育方針の違いを伝えていきましょう。
※(具体的な言い方の例:「この学校は数学に強い学校だけど、あなたは国語の方が得意だよね。だから、こちらの学校の方が向いているかもね?」)
「この学校に進学したら、こんなことをしている先輩がいるんだね。こんな行事もあるんだね。校庭も広くて部活動が充実しているね」などと、その学校の良さを伝え、兄とは違う人生、自分自身の将来に目を向けさせた話し合いを、ぜひご家族でしてみてください!
次回の連載も楽しみにしていただけたら嬉しいです。