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【廣瀬俊朗の「パパはオモロい!」】②僕が子どもの頃にはなかった価値観を日常の中で娘から学んでいます

日々、私たちが子どものことで悩んだり、迷ったり、もがいたりしている一方で、パパたちはどんなことを考えているのでしょう?
子育ての父親参画が増えてきたと言われる今、パパは子どもと、どうやって絆を深めていくのか。
元ラグビー日本代表キャプテン・廣瀬俊朗さんに、毎日の子育ての様子を語っていただきます。一男一女のパパとして、家庭の中でのキャプテンシーの発揮の仕方とは?

【廣瀬俊朗の「パパはオモロい!」】①“好き”を探している子どもにとやかく言いたくない

廣瀬俊朗 1981年生まれ。大阪府出身。慶應義塾大学、東芝ブレイブルーパス、日本代表とキャプテンを歴任。現役引退後はドラマ「ノーサイド・ゲーム」出演や、現在『news zero』木曜パートナーなど、幅広く活躍中。11歳長女と8歳長男の父。

読者のみなさんも感じていると思うのですが、世の中は、僕たちの子どもの頃とは随分、変わりましたよね。
というのも、最近は僕が子どもたちから学ぶことも増えました。

例えば、買ってきた食べものを食べきれずに捨てようとしたら、怒られます(笑)。
「パパ、無駄にしないで! もったいない」とか。

娘は環境問題やSDGsについて学校で詳しく習ったようで、家でも話をするようになってきました。「リデュース・リユース・リサイクル」といった3Rの話も、僕らが子どもの時代にはなかったですよね。
兄のお古を着まわすといったようなリユースは、昔もしていたものですが、学校でもそういった教育に力を入れていて、既に小学生の子どもたちの間でも気にかけるようになっています。子どもの頃からそういった意識を持つことはとても良いと思います。

先日、釣りに行き、釣ってきた鯖で「しめ鯖」を作ろうとしたんですが、失敗しました……。
義母が下準備をしてくれたのですが、僕がしっかりとした知識がなかったために、食べられませんでした。そんな失敗をした時に、娘にペットの殺処分の話しをされ、「いただく魚の命だって、最後までしっかりと、いただかないといけないんだよ」と改めて言われました。自分でも申し訳ない気持ちだったのですが、ちゃんと言ってもらえて良かったと思っています。

娘は今、特に犬の殺処分が気になっているようで、関連ニュースもチェックしています。私の住んでいる湘南エリアでは、普通に歩いていてもたくさんの種類の犬に出会います。
「保護犬」を飼っている方も多く、そんな環境だからこそ娘の関心も自然と高まってきたのかもしれません。娘も「犬を飼いたい」とは言いますが、僕は「自分の部屋の片付けもなかなかできないのに、家の中に犬がいたら大変じゃない? 旅行も気軽に行かれへんよ」と。
生き物を飼うということは、最期まで看取る覚悟や犬の幸せをちゃんと考えて行動できるのかが大事です。「可愛い」だけでは飼えないですよね。
ちなみに、今のところ妻も“飼いたくない派”です。でも、僕自身は新しい出会いは好きなので、いつかは飼ってみても良いかなとは思っています。

あと、昔とは違うと言えば、タブレットはもう子どもにも欠かせないものになっていますよね。家での勉強もタブレットを使っていますし、操作が上手で速い。大人が知らない操作方法を知っていたり……。使いこなしていますよね。私たちも見習うこともありますね。
娘はタブレットを使い、YouTubeでお菓子作りの動画を探し、キッチンにタブレットを置いて見ながら作り、できあがったものを家族に振舞ってくれます。めちゃ美味しいです。
将来は、ケーキ屋さんのようなものに憧れているのかもしれません。なんでも興味を持ち、いろいろ楽しむ娘。やりたいことはできるだけ親として応援して、サポートしていきたいと思っています。

いずれにせよ、11歳の娘からは日々、学んでいます。SDGsに関することや、デジタル社会のことなど、僕が子どもの時にはなかったものや、なんとなく考えてきたことが言語化されて、新しい考え方になってきていることを実感しています。

撮影/西あかり 取材/東 理恵

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