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浦井健治さん「40代は、“選択”を迫られることが増えていくのかなと感じています」【インタビュー後編】

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浦井健治さん「素敵な作品が出来上がっていく空気を強烈に感じています」【インタビュー前編】

――それにしても、王子役や王役が実にハマる浦井さん。今回もチラシのビジュアルからして、キマっています。

ありがとうございます。ただ僕の場合、王が似合わないと思っている人物を演じることが多いかもしれないです。それによって、観ている人に“王って何なの?”とか“王冠って何?”と問いかけるというか。今回も、王じゃなかった人が王になっていく話。その、王を志して決意し、王の意味を知るという道筋、アーサーの成長物語ではありつつ、アーサーがもともと持っていたものが炙り出されていく過程が、『デスノート The Musical』で演じた夜神月(ライト)に似ているんです。きっとプロデューサーさんも、何となくそういうことを感じて僕を抜擢してくれたんじゃないかと、勝手に想像しています(笑)。実際、剣で相手と対峙していると、夜神月やヘンリー六世、マクベス……自分がその役として経験したことが目に浮かんでくるんです。その役をやってきた時間を感じるというか。そういう意味でも、今回アーサーにキャスティングしていただけたのはありがたいです。

――まさに、浦井さんがこのタイミングで出会うべくして出会った役であり、作品だったのですね。昨年は、劇団☆新感線の作品で過去2度演じたシャルル王子役で、『薔薇とサムライ2 -海賊女王の帰還-』に映像出演されていたのも印象的でした。ご自分が映像で出演している舞台を客席から観るというのは、どういう心持ちでしょう?

恥ずかしかったですけど、嬉しい経験でした。劇団☆新感線が大好きな僕には、作品に関わらせていただけること自体が堪らなく嬉しいですし、さらに主演の古田新太さんと天海祐希さんが、映像の僕をいじってくれるなんて。こんな未来が待っていたとは!と感慨深かったです。その映像を劇団☆新感線の稽古場に撮りに行った時に、いのうえさん(主宰で演出のいのうえひでのり氏)が「それそれ!それが欲しかった。OK」と言った後、照れながら「健治ありがとうな」って言ってくださったことも、僕が舞台を観に行った日に、幕間の休憩時間に声を掛けてくださったことも、生きていてよかった! と思うくらい僕は嬉しくて。また呼んでいただけるように精進しようって思いました。

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