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鈴木拡樹さん「テーマは“日々前進”。40代へ向けたこの一歩を大きなものにしたい」【インタビュー後編】

――稽古や本番に向けて、ご自身ではどんな準備をされてきたのですか?

キャラクターのバックボーンや、どういう生活をしているのかを調べたりしましたね。たとえば、スパイに必要な技術だったり、原作の絵から想像できる戦い方……格闘技にも色々種類があるので、どういう種類に近い動きをしているのかを調べたり。あと、薬きょうが右に飛ぶので、一般的に銃は右手に持って打つそうなんですが、スパイはどういう状況でも銃を使えるように左手で打つこともできるらしくて。実際、左手で持っている絵もたくさん見受けられたので、そういったことをサバゲー(サバイバルゲーム)が趣味な人に聞いたりしながら研究しました。

――そこまで調べて準備をなさるなんて、さすがです。現在37歳の鈴木さん。40代にどんなイメージをお持ちですか?

昔持っていたイメージと全然違いますね。10代から見たら、30代や40代ってすごく大人で、自分の父親ぐらいのイメージを持っていた気がするんですが、いざ自分がそういう世代になってみると、20代の頃とあまり変わらないのかなあと思ってしまっている自分がいたりします(笑)。たぶん、環境によるものも大きいでしょうね。演劇の現場は、一緒にものを作っていることを明確に感じられる場所で、先輩と話をする時は、もちろん尊敬の念を持って敬語で話したりしますが、板の上ではもう関係ないといいますか、一つの作品に一役者同士として取り組んでいる感覚になることが多いんです。それで皆さん、気持ち的に若くいられるのかなと。

――では、40代をどんなふうに過ごしていきたいと思われていますか?

40代になったら、こういう役をやりたいとか、こういうジャンルに挑みたいというのは、特にないんです。でも、そういう意味でいうと、今回この『SPY×FAMILY』で「ちち」と呼んでもらえる喜びというのはありますね。昔、「このままいくと、自分はみんなと比べて、父親役をやるのは相当先になってくるんだろうな」と思っていた時期があったので、かりそめの家族ではありますけど、この年齢になってようやく父親役をもらえるようになったんだなと思うと感慨深いです。20代後半くらいから父親役をやっている人を見ながら、自分にはない役者としての幅をうらやましく感じていたところがあるので、そこにチャレンジできることをすごく嬉しく思っています。

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