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東尾理子さん「妊活は、自分に合ったクリニック選びが最重要です」

現在三人のお子さん(10歳、6歳、4歳)のママである東尾理子さん。
「最近は私が体外受精妊娠して出産したことを知らない方もいるんですよ」と言う彼女に、改めて妊活に前向きになれた「本当の」理由やTGP (Trying to Get Pregnant=不妊治療ではなく、妊娠しようとがんばっている)の活動、今後の目標、いま妊活中のかたに向けてのメッセージをうかがいました。(全3回の第2回)

前回記事はこちら
東尾理子さん「”妊活”に対してネガティブな意識は全くありませんでした」

東尾理子さん 1975年、11月18日、福岡県生まれ。プロゴルファーとして活躍後、現在はゴルフ解説以外にもバラエティ番組やCM出演など、多方面で活動中。2009年、34歳で石田純一氏と結婚。妊活のために2010年から産婦人科に通い始め、人工受精を試し始めた2011年にTGP(Trying to Get Pregnant)ライフという独自のワードを発表。日々の暮らしをつづったインスタグラムも人気。
@rikohigashio
https://instagram.com/rikohigashio
目次 ★ 同じ事実でも捉え方で180度違うんだ! 妊活交流会で聞いた話は衝撃でした
★ 妊活はクリニック選びが重要。 相手は専門家だけど人任せにはしないで
★ 妊娠は神秘ではなく医学そのもの。コウノトリのご機嫌ではなく「胚培養士」の腕にかかっています
★ 卵子凍結技術の進歩によって、妊活・不妊治療への理解は深まってきています

同じ事実でも捉え方で180度違うんだ! 妊活交流会で聞いた話は衝撃でした

私はTGPの活動の中でお茶会などの交流会を開いたりして、妊活をがんばっている方のお話を聞く機会が多いんですが、あるとき、すごく驚いたことがありました。その方はご主人が再婚で前の奥様との間にお子様がいらっしゃるそう。
「でも私との間には子どもができない。それがすごいストレスです」とおっしゃるんです。私も主人は再々婚で結婚のたびに子どもができていて、私との間にはいない。つまり同じ状況だったのですが、私は「彼にはもう子どもがいるから石田家の跡継ぎがどうこう、みたいなプレッシャーがなくて楽チン」って思っていたんですよ。うちの親に孫の顔を見せせられないのは申し訳なく思うけど、それは自分の問題だし、なんて感じで。
同じ状況でも捉え方一つでネガにもポジにもなるわけです。でもそのストレスの奥にある悔しい、やりきれない気持ちがいいとか悪いという話ではなく、その気持ちを自分でよく分析してみることが大事なんじゃないかと思います。「子どもが欲しい」という思いはどこから来るのか。また子どもを授かることにもいくつか選択肢があって、旦那さんと自分の遺伝子を残したいのか、妊娠・出産を経験してみたいのか、旦那さんと子育てをして家族を作りたいのか。大まかに言うとこの3つくらいの選択肢の中で、これはそうでもない、ここは譲れない、と細分化して考えることで自分の中で何が大事なのか、自分の願いやモヤモヤの原因を知るきっかけになる気がします。
そこでもし「子どもができない自分は欠陥品のように感じる」というような欠落感が強いように思うのであれば、もしかしたらそれは子どもに恵まれないことだけが原因ではなく、他の理由もあるかもしれませんね。

妊活はクリニック選びが重要。 相手は専門家だけど人任せにはしないで

結婚したら子どもができる、もしできにくくても病院へ行けば妊娠できる、とシンプルに考えている人は、以前に比べて減ったかもしれないけれど、それでも案外多いんです。なかなか妊娠しないという現実に直面してうろたえてしまうのもわかります。そんなときこそ慌てずに冷静に現実を受け止めつつ、なるべく最短ルートで自分にあったクリニックを見つけてほしい。実は治療は初動がすごく大事だからです。
前回も言いましたがとにかく妊活は「時は金なり」待ったなし!
刻一刻と時間が減り、その分メンタルもお金も削られる。なのになぜか子どもができないからなんとかしなきゃ、となったときに、とりあえず近所の産婦人科へ行く人のなんと多いことか。美容室だって色々探して遠いところに通うし、マッサージだって1度行って合わなかったら2度と行かないでしょ? でも産婦人科はなぜかドクターとの相性や設備の良し悪しは関係なく、なんとなく、という理由だけで同じ病院に行き続けてしまう。
私がTGPの活動で特に力を入れて発信しているのがこの「クリニック選びの重要性」です。私自身「あのときの違和感を見過ごさずにもっと早く転院していたら」と思うことがあったので、自分に合った、また信頼できるドクターがいるクリニック選びがどれほど大事か、身を持って知っています。そして、いいと思うドクターが見つかっても決して人任せにはしないこと。お医者様の言うことも必ず自身で勉強することが大事です。妊活にもいろんな方法やルートがあって、自分に何が合っているか知っているのは自分自身。先生は専門家ですが、自分の感覚もちゃんと働かせておいて欲しいです。

妊娠は神秘ではなく医学そのもの。コウノトリのご機嫌ではなく「胚培養士」の腕にかかっています

患者側の知識向上も心がけたいですが、もちろん病院側にもがんばって欲しい。私が最近力を入れているのが病院の実績サイト作りです。私が治療で痛感したのが「胚培養士」という専門家の技術がどれだけ大事かということ。胚培養士は胚(受精卵)を扱う専門職。採卵後の卵子と精子を受精させて移植まで育てる卵と精子のスペシャリスト。ドクターの見立てや指示も大切だけど、実際採取した卵をいじるこの作業がどれだけ正確か、スキルが高いかが体外受精にはめちゃくちゃ影響するにもかかわらず、この専門的なお仕事が現在は国家資格になっていないんです。つまり自分ががんばって採取してもらった卵がどれほどのスキルの人に扱われるのか、わかりづらいのが現状。少なくとも国家資格が必要ということになれば、地方格差も減るだろうし、最低限の安心も保証されるのではないかということで、今「胚培養士を国家資格に」という署名運動を行なっています。

私が妊活を始めた12年ほど前もそうでしたが、生植医療の世界って、本当はすごく医学的で科学的でハッキリした世界なのに、性教育にもクローズドな日本という国が持つ独自の閉鎖性のせいなのか、不透明で見えない部分が多い。それが少しでも明快でわかりやすく、情報が欲しい人にまっすぐに伝わるような社会になればいいなと思い、コツコツと啓蒙活動をさせていただいています。

卵子凍結技術の進歩によって、妊活・不妊治療への理解は深まってきています

でも、確かにこの10年で社会の意識は変わったとは思います。
大きかったのは卵子凍結の技術が飛躍的に進歩したこと。10年前は、凍結しても半分くらいは壊れてしまうことも多かったようですが、今は9割ぐらい卵をキープできるようになったそう。それによってアメリカでは助成金を出す会社が出てきたという流れから、ダイバーシティ構想や女性の活躍推進の流れも相まって「どうして卵子凍結が必要なのか?」と気づきを得る場面が増えてきました。だんだん社会が晩婚化・少子化や女性の社会進出に関わる問題を整理していく中で、声をあげたくてもあげづらい部分をすくい取ろうとする風潮が出てきた。それが昨年の4月から始まった「人工授精などの一般不妊治療、体外受精などの生殖補助医療に対しての保険適用」。
これは子どもが欲しい多くの人々にとって大きな1歩となりました。

ワンピース¥45,100(フランコ・フェラーロ/フジサキ株式会社)ピアス¥12,100(ナチュラリ ジュエリ/NATURALI JEWELRY 横浜高島屋店)オパール付きリング¥29,700(ete)ウェーブリング¥89,100 淡水パール付きリング¥71,500(ete bijoux)

撮影/沼尾翔平 ヘア・メーク/岡野朋恵 スタイリスト/前田美香 取材/柏崎恵理

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