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作家・甘糟りり子さんがお勧めする「6分読書」にぴったりの3冊

イギリスの名門、サセックス大学の「どのような行為がストレス軽減に役立つのか」という調査研究によると、読書がひときわ高いストレス軽減効果を持っていることがわかりました。「6分間」黙って本を読むだけで、心拍数は低下し、筋肉の緊張が緩和。読書こそ、忙しいママたちが毎日短時間で簡単に取り組めるストレス解消法なのです。そこで、おすすめの本をご紹介します!

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目次 ★ 【甘糟りり子さん おすすめ3選】学問や作品の背景を知るための〝想像力の旅〟が楽しい

【甘糟りり子さん おすすめ3選】学問や作品の背景を知るための〝想像力の旅〟が楽しい

右:『映画を撮りながら考えたこと』 是枝裕和/ミシマ社
好きな映像作品の裏側への好奇心が読書への旅を誘う。映画でも音楽でも写真でも「面白い」と思った作品を作った人のエッセイや日記を読むのがお勧めです。裏話、楽屋話を聞いているような楽しさ。この本も、是枝監督の頭の中をのぞいてみたくて手に取りました。

左:『暇と退屈の倫理学』 國分功一郎/新潮文庫
難解だと思っていた哲学への新しい解釈がわかりやすい。本を読んでいると普段ぼんやりと考えていることが明確になる瞬間があります。この本はその連続。頭の中でぱちぱち音がした気がするぐらい。人はパンだけでなく、バラも求めよう、という考え方を忘れたくないですね。

手前味噌ですが……

『料理発見』甘糟幸子(KTC中央出版)
わが母の料理や食材への好奇心の記録。母はなんでも自分で作ってみないと気が済まない人です。40年近く前、まだタピオカも小籠包も珍しかった頃に書かれたものですが、便利になりすぎた今だからこそ新鮮に感じることも多いのでは。

作家 甘糟りり子さん

大学卒業後アパレルメーカー勤務を経て執筆活動を開始。ファッション、映画などのエッセイを綴る。著書は『産まなくても、産めなくても』『鎌倉の家』など多数。母は作家の甘糟幸子。

私にとっての読書とは自分の頭の中の探検です。想像力の旅行とでもいいますか。情報や実用的な知識のために本を読むのはつまらないし、無駄だと思います。本を読んでいる間は、どこにでもいつの時代にも行けるわけです。たとえ6分間でも、想像力を刺激されるものを選んだほうが楽しいのではないでしょうか。

撮影/吉澤健太 取材/山崎智子 ※情報は2023年6月号掲載時のものです。

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