世界初のプロダンスリーグ「D.LEAGUE」で活躍する、CyberAgent LegitのTAKUMIさん、enaさん、KAI→さんがSTORY公式YouTubeに登場!
今だからこそ聞ける、舞台裏でのやりとりや仲間への思い、支えてくれたファンへの感謝。3人の言葉から見えてきたのは、ダンサーとしてだけではない、それぞれの素顔と人生観でした。
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★ チャンピオンシップ直後の思いは?
★ 今シーズン得られた学びは?
★ リーダーTAKUMIさんはどんな存在?
★ メンバーに伝えたい感謝は?
★ 子どもたちの憧れとして
★ 3人にとってファンの存在とは?
25-26シーズンへの率直な気持ちは?
KAI→さん(以下敬称略):今年はアクロバットをする機会が多く、メンバーのKANATOに教えてもらっていました。試行錯誤しながらも、今シーズン、全ラウンド出場できたこと、そしてここぞという本番で成功できたことで自信のついた1年になったと思います。
TAKUMIさん(以下敬称略):本当にあっという間でした。24-25シーズンは全部で14ラウンドあったのですが、今シーズンは8ラウンド。新ルールに対応したり、どうやったら勝てるだろう?と、チームで考え動いた1年だったと思います。
その過程は楽なものではなかったですし、大変でもありましたが、大舞台の上で結果を出せたこと、観客の皆さんからの大きな反応をもらえたことは、ダンサーとしてすごく誇らしく光栄なことだったので、とても楽しかったというのが率直な気持ちです。
enaさん(以下敬称略):私はTAKUMIとは違って、今シーズンが一番長く感じました。1ラウンドに対し、練習期間を1ヶ月取れるようになったことで、考える時間も増え、これで行こうという決定までのラインも長くなり、ギリギリまで考えられてしまって。チームが勝たなければいけないという状況の中で、すごく頭を回転させましたし、(まだ本番じゃないんだ…)という気持ちも毎回大きかったです。
でも、やはり終わってみると、1年ってあっという間だったなと思えるシーズンでした。私たちはDリーグ7年目。ルール変更があったり、様々な挑戦が増えたりすることで、今年はよりDリーグを楽しめているなと特に感じました。
チャンピオンシップ直後の思いは?
TAKUMI:チャンピオンシップ直後は、本当に悔しい気持ちでいっぱいでした。1年間戦ってきたことが、あの1日で全て決まってしまうという…改めてスポーツの、そして勝敗の残酷さを感じました。
ena:TAKUMIは、チャンピオンシップでは2戦目以降でしか出番がない状態で。絶対に決勝で踊ってほしい作品を、3位決定戦で踊らせてしまったことに、「ほんまに申し訳ない」という気持ちが大きくて。初戦の結果が出た瞬間、メンバーみんな放心状態でした。
KAI→:僕も気持ちの整理がつきませんでしたね。
TAKUMI:苦しかったですね…。チームとしてステージに立てる人数が8人と限られていても、ずっと一緒に練習してきましたし、ステージで戦っている時の気持ちも一緒ですから。初戦の8人が謝ってくる、その「謝らせてしまうこと」が何より辛くて、一番しんどかったです。
ena:みんな優しかったね。袖にいるメンバーは絶対に悔しいはずなのに、優しい声をかけてくれたことにもグッときました。
KAI→:昨シーズンまでの完全優勝を果たしてからは、自分たちが追いかけられる立場になって、他チームもレジットの対策をしてきたり…進化しなければと思う場面が多くありました。今まで勝ち方を研究してきたからこそ、それを変える怖さもあったんですけれど、レジットのメンバーみんなで乗り越えてきたように思います。
TAKUMI:そうですね。少し距離を置いて振り返ってみると、悔しい気持ちもありましたし、涙も流しましたが、意味のある1年だったと思えるんです。シーズン優勝もできて、チャンピオンシップは3位だったものの、今シーズンのレジットはこういうものをお届けしたかったというものを、最後までしっかりパフォーマンスで出せたので、悔いはなく終われたかなと思っています!
今シーズン得られた学びは?
TAKUMI:プロリーグなので、勝ち負けにはこだわっていたいというのがチームとしての大前提です。
でも、勝ち負けだけを見るのではなく、勝ち続けるなら、その勝ち方によって自分たちの成長具合を測る指針にもなる。負けたとしても、それがダメということではなく、「何が足りなかったのか」を考えるきっかけにできる。
僕らはそういう発想になっているので、あまり一喜一憂せず、負けた悔しさはちゃんと大切にしながらも、自分たちの良さは認めて、まずはお客さんにいいものを届ける、いい作品を作るということにフォーカスしていきたいと思っています。
ena:メンバー全員、気持ちを切り替える力も上がりましたね。今シーズンは特に、全員にしっかり役割があったと個人的には思っています。
昨シーズンはステージに上がれないメンバーもいましたが、今回のチャンピオンシップでは、全員が出場することにも挑戦していて。1人ひとり、気持ちの面でも負けていませんでしたし、意識も高く保っていました。望んだ結果にはならなかったけれど、心を立て直すのにそこまで時間はかからなかったように思います。メンタルも強くなりました。
KAI→:本当に、メンバーみんなで主体的になって動いた年でしたね。出場する・しないに関わらず、みんなで「これもいい」「あれもいい」とディスカッションしてきました。今年は、みんなの考える力が伸びた年だったなと思います。本当にすごかったですよ。日付を超えるんじゃないか?っていうくらい考えているメンバーもいましたし。
ena:TAKUMIのノートとかほんまにすごい(笑)なんか汚い字の紙あるなと思ったら大体TAKUMIの。
TAKUMI:今シーズンはあんまり使ってないかもしれない(笑)構成とか振り返りとか紙に書いちゃうんです。
ena:解読不能!
リーダーTAKUMIさんはどんな存在?
KAI→:チャンピオンシップの準決勝が終わって、僕はその後の決勝でも踊る予定でしたから、それが叶わなくなった瞬間、気持ちがどうにも追いつかなくて…。準決勝に出ていたメンバーもその場で泣き崩れていたり、結果が出た直後は全員、気持ち的に沈んでいました。
でも、3位決定戦前に全員で円陣を組んで、TAKUMIが「あとはやるだけだから、楽しんでいきましょう!」と熱い言葉をかけてくれたんです。その言葉が、またメンバーの心を一つに繋いでくれたと思います。
TAKUMI:おそらく練習の時から決勝をイメージして、全員がリハーサルしていたと思うので、3位決定戦に向けて何をモチベーションとして戦うか?難しい心境ではあったと思うんです。
KAI→:その現実をどう受け止めていいかわからなくなった瞬間に、TAKUMIが『お客さんを楽しませる』っていう道筋を示してくれた。
ena:そういう時、ほんまにリーダーやなと思う。私はいつも細かく言っているタイプなんですけれど、ここぞというときのTAKUMIの一言の効果は絶大なんです。ワードセンスもすごく良くて、ちゃんとメンバーの心に響く言葉で伝えてくれるから(やるやん!)って(笑)勝手に思ってる!
TAKUMI:もう、僕からはメンバーに対して「ありがとう」という気持ちしかないです。今シーズン、リーダーとしてのプレッシャーはそこまで感じずにいられたのですが、周りが素晴らしいチームばかりで、実力も拮抗している中で戦っていると、全員が敵に見えたり…居心地の悪さみたいな、そういう初めての感覚を味わいました。
(24-25シーズンの)完全優勝まではずっと追い風のような勢いのある状態を保てていて、「乗っているな」という感じもありました。でもその初めての感覚の中で、勝ち続けることに対しても、もっと上を目指したい気持ちも出てきて…。リーダーとしての自分に対して、もがいたシーズンだったように思います。
メンバーに伝えたい感謝は?
TAKUMI:僕は自分がラウンドに出ていない時に、客観的にレジットのショーを見る機会が2、3回あったんですけど、すごく刺激をもらいました。「こんなレベルの高いチームに入れているんだ」っていう感動がありました。
チャンピオンシップもそうですし、シーズン中も、この総合力の高さがレジットの強みで、それが結果につながっていることってたくさんあると思っていて。
しかも、チームの一人ひとりの努力って、全部が外に出ているかと言われたら、たぶんそうではない。そういう努力や細かいところを、その瞬間に見ることができて、すごいなと改めて思いました。
ena:いやもうほんまに、いい人なんですよね。レジットのメンバーは、いい人の集まりすぎます。TAKUMIが話してくれたように、ダンスの部分でもすごく刺激をもらっていますし、人としても成長させてもらっています。
ディレクターのFISHBOYさんをはじめ、メンバーの人の良さを見て、「自分、ちょっと考え直さなあかん」って思うぐらい、ほんまにいい人ばかり。直接は絶対言わないですけれど(笑)。
だから、「ずっとD.LEAGUEを続けたい」「レジットでありたい」って思うんやな、自分は、と思ったので、メンバー一人ひとりにありがとうって感じです。
KAI→:めっちゃ3人で褒め合ってる(笑)。僕も褒めたいと思います!
僕の得意なジャンルはヒップホップで、レジットではあまり出さないジャンルなんです。主になるのはロックとかポップなのですが、メンバーに対して、自分のスキルが劣ってしまう部分も感じます。
その中で、メンバーが細かく教えてくれたり、「僕に何が足りないのか」を伝えてくれたり、背中で見せてくれたりもします。
メンバーのスキルが高いからこそ、学べる部分がすごく多いんです。だから、レジットでポップを踊れるように自分が成長できた。たまに昔の作品を見返すと、全然ダメな自分がそこにいて…。
でも、今踊れている自分を見た時に、メンバーが今まで教えてくれたことが自分の身についているんだなって思いました。感謝しかないですね。
子どもたちの憧れとして
TAKUMI:今回の撮影では、以前共演した子どもたちとも再会できて、めちゃくちゃ嬉しかったです! ここ最近で一番嬉しかったかもしれないぐらい!僕もすごく会いたかったですし。
あの時、子どもたちと時間を共にしたことで、僕自身「もっと頑張らなくちゃ」「もっと上へ行きたい」という新たな目標みたいなものが定まったんです。子どもたちの夢をもっと大きくする存在になっていきたいとも思いました。
KAI→:そうですね。「Dリーガーになりたい」と言ってくれている子どもたちを見ていると、D.LEAGUEが憧れの目標になっているんだなと実感します。ここ2、3年ですごく増えたなって感じますね。
ena:私はロックというダンスがメインなのですが、若い女子が比較的少ないジャンルなんです。
ある時、年下の女の子から「ロックもいい!enaちゃんの人生のルートは本当にやってみたいです」って言ってもらえて。「ああ、やっていてよかったな」と思いましたし、すごく嬉しかったです。
TAKUMI:D.LEAGUE当日、ファンの方々に見送りをしていただくのですが、そこで実際に「憧れてます」と言っていただく瞬間があって。
こんなに子どもたちに憧れてもらえるなら、その子どもたちが大人になる頃に、もっといい環境をつくるためにも頑張りたいとも思いました。
KAI→:10年後には、一緒の舞台に立っていることもあるかもしれないですよね!
TAKUMI:そうしたら、もう全ラウンド見ちゃうかもしれないですね(笑)。一緒に踊れる機会があったら踊りたいですし、10年後、自分ももっともっとかっこいい存在になれていたらいいなと思います!
ena:10年後とかよりも、もっと早いかもね!
TAKUMI:ほんとそうだね! 子どもたちからは、いろいろな夢も聞いたので、ダンスじゃなくても、大人になって好きなことをやった先に、本当に5年後、10年後、その活躍している姿を見てみたいなと思います。
3人にとってファンの存在とは?
ena:今シーズンはオーディエンス投票というジャッジシステムが大きく変わったこともあり、ファンの方たちからの熱量を、数字としても肌で感じられるシーズンでした。より一層、感謝の気持ちで踊らないとなって。
そして、こんなに応援してくれる人がたくさんいるのに、「うわ、無理かも…」なんてへこんでられへんなって、すごく今シーズン思いました。
KAI→:レジットやD.LEAGUEの作品は、1回踊るとそれ以降、踊らないことが多くて…。イベントなどで踊ることはあるんですけれど、すべての作品を何回も踊るかというと、そうとは言い切れないんです。
ファンの方々が、その作品一つひとつを好きでいてくれて、何回も見返してくれると聞いた時、僕たちは救われたように思いましたし、幸せを感じました。もっとこれからたくさんいい作品を作って、みんなの心に残るようにしていきたいなと思います。
TAKUMI:本当に! 今シーズンは2日間のラウンド開催の中で、僕たちと同じぐらいの気持ちで足を運んでくれて。応援するのも大変だったでしょうし、そういう時間を使って見てくださっていることは、当たり前ではないと思っています。
3位決定戦の前に、一緒に泣いてくださっている方の表情を見た時に、「もっと頑張らなくちゃな」って思いましたし、そういうすべてのことからパワーをもらっています。ファンの皆さんに恩返しができるように、これからも頑張っていきたいなと思います。
「D.LEAGUE 24-25 SEASON」ではREGULAR SEASON優勝およびCHAMPIONSHIP優勝を果たしD.LEAGUE史上初の完全優勝を達成。また、2024年1月に英国のオーディション番組「BRITAIN’S GOT TALENT SERIES 17」に出演し、ゴールデンブザーを獲得。日本国内にとどまらず、海外にも挑戦の幅を広げている。
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▼KAI→さん
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取材・文/竹永久美子 構成/松矢花奈
















