本誌人気連載の『出好き、ネコ好き、私好き』2014年3月号～2019年4月号に収録したエッセイを再編して、1冊にまとめました。
「友人に聞いても、人ヅマだろうと、子持ちであろうと、やはり四十代はモテ期。女としての黄金期だったというのである。私はそういうことをエッセイに書きたいなあと思ってきた」（「はじめに」より）

著者：林真理子（はやしまりこ）

1954年山梨県生まれ。日本大学藝術学部を卒業後、コピーライターとして活躍。’82年エッセイ集『ルンルンを買ってお家に帰ろう』がベストセラーとなる。’86年「最終便に間に合えば」「京都まで」で第94回直木賞受賞。’95年『白蓮れんれん』で第8回柴田錬三郎賞受賞、’98年『みんなの秘密』で第32回吉川栄治文学賞受賞。『不機嫌な果実』、『anego』、『私のこと、好きだった？』など現代を生きる女性を鮮やかに描き、常に話題となる現代小説から、『白蓮れんれん』などの評伝、『美女入門』をはじめとするエッセイ集まで、旺盛な執筆活動を展開。近著に『我らがパラダイス』、『西郷どん』、『愉楽にて』がある。2018年、紫綬褒章を受章。