Lifestyle特集

「〝自分にしかできないこと〟を追求したら、道が拓けた」齋藤智子さん【趣味キャリ生き方図鑑vol.6】

人生100年時代。一つの仕事・肩書きだけで働くというモデルそのものが変わりつつあります。結婚や出産等がきっかけで、それまでと全く違った仕事や働き方をスタートさせるケースも珍しくありません。STORY読者の間では〝好き〟を仕事にして、耳慣れない肩書きで活動をしている人が増えてきています。そんな、人生のセカンドキャリアをスタートさせた方を取材。第六回目は〝香り〟を仕事にした、齋藤さんのお話です。

齋藤さんのお仕事は…
アロマ調香デザイナー

京都に家系があり、白檀の薫りが身近にありアロマにも興味を持つようになりました。18年前にインストラクターの資格を取得。その後、必要な学びを重ね、美術館やホテル、企業の調香、空間デザインを手掛ける。いまは自分にしかできない新しいアロマの可能性を追求するために、異業種とのコラボレーションに挑戦しています。

齋藤智子さん
プロフィール
一般社団法人プラスアロマ協会代表。天然精油に魅了され、結婚出産後、将来的に香りに関わる仕事がしたいと思い、アロマの世界へ。アロマセラピストの資格を取得。出産後、ベビーマッサージの資格も取得し、ママと子供のためのスクールを開始。企業やブランドの香り創り、アロマ調香デザイナー®の育成、20年の実績と6000種のブレンド経験を基に「アロマ調香デザイン学」を確立。メインに、国内外でアロマ調香デザイナーとして活躍中。

好きを仕事にしようと思ったきっかけis…

アロマの可能性をもっと多くの方に伝えたい

物心ついた時から香り好きな子供でした。もともと生理痛がひどく、特に会社員のころは吐き気を催すほどの痛みがあり、鎮痛剤を服用することもしばしば。でもそれは体に強すぎると感じていて、その頃日本に入ってきたアロマセラピーに興味をもつようになりました。実際に、ベルガモットを嗅いだときにガラッと気持ちが変わる、精油をたらした温湿布をすると体が楽になる。そんな自身の経験から、もっと学びたいと思い、独学でアロマ検定を受講しました。その後、精油を何本が買って、夜寝る前のリラックスなどに使うようになったりとライフスタイルの中にアロマを取り入れていきました。

出産後はベビーマッサージの資格も取り、ママと子供のためのスクールをスタート。子供が大きくなり、今後どうやって生きていきたいかを考えたとき、大好きな「香り」を作る仕事をしていきたいと決意。35歳の時に、精油学、ブレンド学など300時間以上履修するプロフェッショナルコースに1年間学びました。

そしてその中でなにを特化しようと考えたところ、そのころまだ目新しかったアロマブレンドやアロマ空間デザインをメインにしようと決意。同時期に、一般社団法人プラスアロマ協会を設立。それまでアロマでの香り作りに特化した方もいない中、試行錯誤を行い、精油の選定や香りの作り方などのオリジナルメソッドをまとめた「アロマ調香デザイン」確立し講座を開講。アロマを知ってもらうために「アロマ調査Lab」運営もスタート。

人とは違うことをすることが自分の原動力だと思っているので、タブーとされてきた香りと食のイベントや、タワーマンションの販売センターでの記憶に残る香りのプロデュースにも挑戦中。新しいアロマの可能性を広げていきたいと思っています。

好きを仕事にするまでのスケジュール

2007年
アロマ&ベビーマッサージスクール『bienange』スタート
2012年
JAIプロフェッショナルアロマスクール受講(1年間コース300時間履修)
2013年
一般社団法人プラスアロマ協会設立
法人のアロマ空間デザイン スタート
2017年
ミラノサローネ2017@Panasonic Panasonic Design
展示の香りをプロデュース
2018年
香りの初個展開催
2019年
『アロマ調香デザインの教科書』出版
認定講師制度スタート

1日のスケジュール

朝の家事を一通り終えて、今日の香りを選んで嗅いで、仕事モードへシフト。9時~18時頃までフルで仕事をし、19時からは母親の役割、夕飯や家事を2時間ほどで済ませます。21時からはリラックスタイム。お風呂に一滴かおりをたらし本を読んだり、映画を観てゆるりと過ごしリセットします。

1週間のスケジュール

平日は企業の打ち合わせや香り創りが毎日あります。京都のスクールは週末を利用して開催するので、主人や両親に子供の世話や家事を協力してもらい出張もこなしています。

齋藤さんに4つの質問!

体の不調にもアロマは効果がありますか?

タオルに精油を垂らして温湿布をすると楽になります。例えば鎮静作用や鎮痛作用のある成分を含んでいるラベンダーを使った場合、生理痛や肩こり、頭痛などを和らげてくれます。

おすすめの香りの楽しみ方は?

【写真左】木村硝子店の器に入れた天然の植物からできている樹脂に、アロマを垂らして自然に芳香させるディフューザー。【写真右】香りを身近に楽しんでほしいという思いから、九州糸島のガラス作家さんにピアス、ネックレスの制作を依頼。「半径60㎝の香る空間」さりげなく柔らかく香ると大好評。好みの香りをいれられます。

香り作りのこだわりは?

自分で蒸留器を使用して精油やハーブウォーターを抽出します。「本物の香りは人を動かす」を軸に香りを作っています。
個人、企業や展示会など目的やコンセプトに合わせて、必要な精油を抽出するために蒸留作業をします。

仕事が増えてきたターニングポイントは?

2017年のミラノサローネです。京都の伝統工芸6社の跡継ぎで構成された「GO ON」から、Panasonic×「GO ON」とのコラボの香炉の香りの依頼を受けたことが大きな転機となりました。日本独自の香り、海外の方に好まれる香り創りを多角的に表現していくきっかけとなりました。
その後ホテルやライブ、美術館、企業からの香りのプロデュースの仕事の依頼を受けられるようになりました。

撮影/河内 彩 ヘア・メーク/夏美 取材/先崎好美

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