加藤和樹さん「年齢を重ねるにつれて、やれることが増えてきている実感があります」【舞台『裸足で散歩』出演】

――現在37歳。40代に向けての展望を聞かせてください。

40代の自分には何ができるだろう？って思いますね。体力は落ちていくかもしれませんが、できることがまた増えていくのかなという楽しみのほうが大きいです。というのも、僕自身、年齢を重ねるにつれて、やれることが増えてきている実感があるんです。若い時には実力や経験が足りなくてできなかったことが、できるようになったり、視野が広がったことで、物事の楽しみ方も広がってきたなと感じていて。年齢を重ねたからこそ出せる色気とか雰囲気、役の説得力を身につけながら、役柄の幅もさらに広げていきたいです。

――ありがとうございます。最後に『裸足で散歩』公演への意気込みと読者の皆さんへのメッセージをお願いします。

“当たり前のことなのに、忘れてしまいがちなこと”が描かれた素敵な作品です。気持ちまで閉鎖的になりがちな昨今だからこそ、響くものがあるんじゃないかと感じています。稽古をしていると、登場人物たちがどんどん愛おしくなってくるんです。堅物なポールにしても、本人は堅物であるつもりは全くない。そんなポールが踏み出す一歩の、彼にとっての大きさや大切さを感じながら、演じたいと思います。みんなで稽古を重ねて作り上げたものを、どんなふうに感じていただけるか楽しみですし、この作品で笑顔が広がったら何よりも嬉しいです。劇場でお待ちしています！

加藤和樹（かとうかずき） 1984年、愛知県出身。2005年の『ミュージカルテニスの王子様』で脚光を浴び、2006年にミニアルバム『Rough Diamond』でCDデビュー。その後、韓国、台湾、中国でもCDデビューを果たす。ライブツアーを毎年開催するなど、音楽活動を精力的に行う一方で、ミュージカルをはじめとする舞台や映像作品に出演。アニメの声優などでも活躍している。2023年1月～3月にミュージカル『キングアーサー』に出演予定。
https://www.katokazuki.com/

『裸足で散歩』
2月のニューヨーク。エレベーターがなく、天窓には穴が開いた古いアパートの最上階に、新婚夫婦が引っ越してきた。妻コリーは変わり者の住人が多いアパートでの暮らしが気に入るが、真面目な弁護士の夫ポールは馴染めない。コリーの母バンクス夫人と屋根裏部屋に住む変わり者のヴェラスコを招いた食事会の後、2人はケンカを始め……。
作／ニール・サイモン　翻訳／福田響志　演出／元吉庸泰　出演／加藤和樹、高田夏帆、本間ひとし、松尾貴史、戸田恵子　9月13日(プレビュー公演)／東京・有楽町よみうりホール　9月17日～29日／東京・自由劇場　10月に兵庫、大阪、神奈川、東京多摩公演あり。
https://hadashidesanpo.jp/

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【応募期間】
2022年9月9日12:00～2022年9月23日23:59

【当選者発表について】
賞品の発送をもって代えさせていただきます。応募期間終了後、順次発送いたします。なお、当選の発表に関するお問い合わせには一切応じられませんのでご了承ください。雑誌公正競争規約の定めにより、この懸賞に当選された方は、この号のほかの懸賞に入選できない場合があります。デジタル版からは、この懸賞に応募できません。ご了承ください。

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撮影／古水良　取材／岡﨑香