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「銀行員の常識は、世間の非常識」のままでは、ミライのためにもったいなすぎる!――FPライター・香取紗英子の11月号編集後記①

新人ライターの香取紗英子です。
11月号で「親子でともにミライを描く『金融教育』」(P.208~)を担当しました。
私は大学を卒業後、大手都銀に9年間務め、営業職として窓口業務や外訪活動、電話による来店誘致などを行っていました。夫の海外赴任を機に銀行を退職、その後3年間パート主婦として子育てに専念していましたが、この夏からSTORYライターとして活動しています。
ライターになる前からずっと〈金融について、もっといろいろな人に知ってほしい〉と思っていました。あまり知られていないけど銀行員にとっては当たり前のことや、営業トークで何度もお客さんに話してきたことを多くの人たちに伝えていきたいと考えていました。知っている人だけが得をするのではなく、みんなが将来お金のことで悩まなくて済むように、少しでも老後の不安や悩みが減るように…。今回の企画が、ミライのために、お金について考えるきっかけになれたらと思います。

一方で、「銀行員の常識は、世間の非常識」とも言われてきましたが、STORY編集部の人たちと話をしていて、確かにそのとおりだと思いました。私は子どもが生まれたらその子の名義の預金通帳を作ることが当たり前だと思っていました。ですが、世間一般では子どもの預金通帳を持っていない方が多いことには驚きました。また、お金についてはパパが一元管理しているご家庭も多い。投資信託の仕組み、NISAのメリット、複利の効果…私にとっては当たり前のことが、世の中にとってはそうでないことも…。
でも、銀行員にとって取得がほぼ必須であるファイナンシャルプランナーの資格は、税金の仕組みや住宅ローンについて学ぶことができるので、実生活に役立っています。世の中を知る方法のひとつとして面白いと思います。

この20年余、投資家層がまったく広がらなかったこともあり、国や金融業界のあり方が見直されています。昨年の4月からは高校の授業で金融教育が始まりましたが、それが家庭科のカリキュラムに組み込まれたということでも教育現場の混乱は容易に想像できます。実際に高校教員の友人から話を聞きましたが、まだ歯車がうまく回っていないようです。
ですから、やはり学校任せではなく、親子で一緒に学んでいくことが大事です。小手先のマネーセンスやリテラシーを身に付けるのではなく、日本のミライを考えながら、みんなで前向きな投資をしていく――それが私のいちばん伝えたかったことです。

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