一般社団法人 空間風水学会　理事長。韓国・李王朝の流れをくむ、ただ一人の風水師。「風水は環境をととのえることで運を呼ぶ環境学」という考えのもと、様々なアドバイスを行いながら、テレビ、雑誌、セミナーなど幅広く活躍。現在までに出版した書籍は200冊を超え、累計販売700万部数以上。主宰する空間風水学会では風水アドバイザーの育成に尽力している。現在、風水検定講座を開講中。会員制オンラインサロン「風水ひみつクラブ」も運営。

旦那さんの帰宅が遅く、お子さんと一緒に寝る習慣になった、いびきがうるさいなどで、夫婦別室で寝ている場合がある方もいらっしゃると思いますが、風水的には夫婦が別室で寝るというのはおすすめしません。マットレスや布団はそれぞれ別でも構いませんが、夫婦は並んで一緒に寝るというのが鉄則です。セックスレスを解消したいのに、別の部屋で寝ているというのであれば、まずは、夫婦別室の環境をどうにか工夫して解消すべきです。

子どもとはできれば別室で
夫婦の寝室は子どもの寝る部屋とは別というのが大前提です。風水では、運気的にも、大人も子どももそれぞれ自分の空間を保つということが大事とされています。できれば、生まれてからすぐに子ども部屋があるのが望ましいですが、遅くとも、小学校に入る前には、子供部屋を作るのがベストです。もちろん、子ども部屋を与える際は、怖がらないようにするなど子どもの気持ちを配慮した上ですが、将来の自立にも役立ちます。「子どものいる空間ではセックスはできない」ということを肝に銘じておいてください。

キャラクターものはNG
夫婦の寝室と子ども部屋と切り離すと解消すると思うのですが、キャラクターものなど子どもっぽいものが並んだ部屋ではその気にもなかなかなれませんよね。寝室が子ども部屋と別室であれば、子どものものは置かずに、ムーディーで大人っぽい空間にできます。

寝具のオススメカラー
寝室は、落ち着いたクリームイエロー、白、グリーンがオススメです。奥さんの好みでピンク色を主体の寝室にすると、女性の気だけが強くなるのでオススメできません。ピンクは水を豊かにするので、下着やルームウェアに女性が身につけるのはOKです。壁紙やインテリアに黒やモノトーンが多すぎるのも陰の気が強くNGです。リネン類は豊かさを運ぶシルクがオススメです。

おうちで作る非日常空間
特に夫婦と子どもの部屋を別室にするのが難しい場合は、子どもが寝た後に、夫婦で過ごす空間を別に作るのことが大切です。部屋を暗めにして関節照明を使ったり、キャンドルを使ったり、ダイニングテーブルのクロスを変えたりするだけ空間を変えることができます。母親の時間から、妻としての時間に切り替えるのが大切です。部屋を増やすとか間取りを変えるのは難しいですが、少しの心がけでできることはあります。可能であれば、子どもを預けて夫婦だけで過ごす時間も作るように心がけましょう。

旅行で作る大人の時間
旅行は行くだけでも運気アップの効果があります。ただし、セックスレス解消を願うなら、家族旅行でも夫婦主体の時間と子ども主体の時間を分けることがポイント。子どもと大人が楽しめるリゾートがオススメです。昼間はたっぷり子どもと遊んで、夜は大人の時間が取れるようなホテルを選びましょう。子どもが寝たあとはホテルのバーに行ったり、夫婦だけで楽しめる貸し切り風呂に入るのも◯。