ストレートな親子丼あり、ひとひねりしたメニューもあり。
焼き鳥とは別腹で十分いける逸品が揃いました。

 ミシュラン1ツ星の「蘭奢待」は、毎朝店内でさばく比内地鶏の焼き鳥が評判。正肉、モツともにその日さばいたものを使うため、数量限定。メニューはコースが基本です。

 「ガルス」は、同じく目黒の名店「鳥しき」の姉妹店。手ごろで美味しいワインも揃い、女性だけで気軽に入れる雰囲気も魅力です。

 「焼鳥とりっぱ 伏見店」の備長炭を使って絶妙な火加減で焼き上げる焼き鳥は30種類以上。グラスやボトルで豊富に揃うワインとともに楽しんで。

 関西の焼き鳥フリークの終着点とも言われる名店「飛鳥」。こちらのスープ茶漬けも、名店のプライド輝く逸品。今や幻ともいわれるプレミアム地鶏、近江黒鶏と比内鶏のWスープは、高貴な滋味深さがたまりません。

〈東京分〉撮影／田村浩章 取材・文／伊藤由起 〈名古屋分〉撮影・取材・文／永谷正樹
〈大阪分〉撮影／前田博史 取材・文／寺下光彦
MAP／地図屋もりそん デザイン／豊田セツデザイン事務所

Tokyo
蘭奢待

比内地鶏のスープを
ベースに、卵と米の
甘み際立つ親子丼

親子丼

毎朝秋田から届く比内地鶏、浅野ファームの野菜など、上質素材を駆使した焼き鳥コース（¥4,500）は、見事のひと言。締めは、南魚沼産のコシヒカリと、比内地鶏の卵を使った「親子丼」（¥500）でキマリ！ピカピカご飯とトロトロ卵の甘みが、比内地鶏のスープの力で一層際立ち、日本に生まれてよかったとしみじみ思えるごちそうです。

Tokyo
ガルス

トマトを効かせた
スパイシーなカレーに
伊達鶏のモツがゴロゴロ

鶏モツカレー

ワインに合う鶏料理の店として人気の「ガルス」。メニューはおまかせコース（¥2,400～）が主体、締めものはあえて丼物を封印し、「揚げたてチキンカ ツサンド」（¥850）と、こちらの「鶏モツカレー」（¥950）で勝負！トマトを効かせたさっぱりスパイシーなカレールウに、伊達鶏の皮、軟骨、砂肝、ボンジリなどがゴロゴロ入っています。

Nagoya
焼鳥とりっぱ 伏見店

薬味とだし汁で
味の変化が楽しめる
名古屋らしい〆ご飯

純系名古屋コーチンのひつまぶし

細かく刻んだコーチンのモモ肉がお櫃の一面を覆う「純系名古屋コーチンのひつまぶし」¥1,620（昼は¥1,540※いずれも税込み）。コーチンならではの濃厚な旨みと繊細な脂の口溶けを堪能できるように、タレはあっさりとした味付けに仕上げています。薬味やだし汁で味の変化が楽しめるのも◎。

Osaka
飛鳥

ギュッと凝縮感ある
W鶏スープに、
ほっこり、心がなごむ

地鶏のスープ茶漬け

全国約80種のブランド鶏と、世界約100種の塩を比較し厳選した上質素材で知られる名門焼き鳥店です。お茶漬けには、比内鶏と近江黒鶏から煮出したスープとササミのジューシーさに、香ばしく炭火で焼いた焼きおにぎりの香りが、ふくよかに響き合います。しっかり濃密なのに、余韻はスッキリと優しいのも、最高峰地鶏スープゆえのマジックです。¥880（税別）