2026年6月18日、東京国際フォーラムはこれまでにない熱気と興奮に包まれました。
貧困撲滅を目指し、世界最大規模の活動を展開するアドボカシープラットフォーム「Global Citizen(グローバル・シチズン、本部:米国ニューヨーク)」。その日本で初となる音楽イベント『Global Citizen Live: Tokyo』が開催されました。
子どもと向き合いながら、自分自身の生き方も見つめ直す40代。音楽を楽しむだけで終わらず、「未来のためにできること」を考えるこのイベントには、私たちの暮らしにもつながる多くのヒントがありました。
★ AI、千葉 雄喜のステージで幕開け
★ STORY世代の親子が同じ音楽に心を動かされた、&TEAMのステージ
★ HYDE、清春、MIYAVIらも登場した、YOSHIKIのフィナーレ
★ ワールドカップ決勝でも、音楽が子どもたちの未来を支える
★ 日常のなかに、ほんの少しの「誰かを想う優しさ」を
豪華アーティストが、音楽に思いを乗せて
ステージには、YOSHIKI、&TEAM、AI、千葉雄喜が登場。MCはクリス・ペプラーが務め、会場には多くの熱狂的なファンをはじめ、志を同じくするアーティストや、社会に変革をもたらそうと奔走する「チェンジメーカー」たちが集いました。
イベントを通して届けられたのは、「世界中の子どもたちに質の高い教育と医療を届けるために、今こそ手を取り合い、具体的なアクションを起こそう」というメッセージ。このチケット収益は、世界中で困難な状況に置かれている子どもたちへ質の高い教育を届けるため、160億円の資金調達を目指す「FIFA Global Citizen教育基金」に寄付されます。
音楽の力に乗せて放たれた力強い思いに、会場全体が呼応するような一体感が生まれ、多くの参加者の胸を熱くしました。
AI、千葉 雄喜のステージで幕開け
オープニングを飾ったのは、力強い歌声を誇るAI。「ハピネス」「Not So Different」「I Wanna Know」などのヒット曲を披露し、溢れんばかりのエネルギーで、会場を一気に包み込みました。
続いて登場した千葉 雄喜は、世界的な大ヒットを記録した「チーム友達(Team Tomodachi)」をはじめ、「心臓(Shinzo)」や「自由(Jiyu)」といった代表曲を披露。会場の熱気をさらに高める、エネルギッシュなパフォーマンスを届けました。
STORY世代の親子が同じ音楽に心を動かされた、&TEAMのステージ
続いて登場したのは、日本発グローバルグループ・&TEAM。
紅白歌合戦で話題となったヒット曲「FIREWORK」をはじめ、3作連続ミリオンを達成したEPのタイトル曲「We on Fire」、そしてファンからも根強い人気を誇る「Run Wild」などを披露。ダイナミックで一糸乱れぬパフォーマンスに、観客も終始大興奮。
会場には、STORY世代の姿だけでなく、親子で手を取り合いながら歓喜し、感動を分かち合う姿も見られ、世代を超えて人々を魅了する温かくも熱いステージとなりました。
HYDE、清春、MIYAVIらも登場した、YOSHIKIのフィナーレ
イベントのフィナーレを飾ったのは、YOSHIKIによるクロージング・パフォーマンス。
日本を代表するアーティストとして、圧倒的な表現力で会場を魅了するなか、HYDE、清春、MIYAVI、Beverlyがサプライズゲストとして次々に登場しました。
伝説の名曲「Endless Rain」や壮大な「ART OF LIFE」、世界的人気を誇る「Red Swan」などの楽曲に加え、新曲や魂を揺さぶるドラムソロも披露され、会場の熱気は最高潮に。
まさかのレジェンドたちの集結に涙する観客も多く、音楽が人の心を動かし、つなぐ力をあらためて感じる感動的なフィナーレとなりました。
ワールドカップ決勝でも、音楽が子どもたちの未来を支える
「Global Citizen Live: Tokyo」で生まれたムーブメントは、現地時間2026年7月19日に行われるFIFAワールドカップ決勝戦へと続きました。
決勝戦では、ワールドカップ史上初となるハーフタイムショーが導入され、そのステージパフォーマンスを「Global Citizen Live: Tokyo」が主催。マドンナ、シャキーラ、BTS、ジャスティン・ビーバーらが出演し、コールドプレイのクリス・マーティンがキュレーターを務める11分間のステージに世界中が大興奮!
このステージは、世界中の子どもたちを支援するチャリティーイベントでもあります。その背景にあるのが、「FIFA Global Citizen 教育基金」です。
世界中の子どもたちが質の高い教育を受け、サッカーに親しむ機会を広げるため、1億米ドルの資金調達を目指して設立されました。すでに多くの思いが集まっており、今回のワールドカップでの全チケットの売上からも、1枚につき1米ドルが基金へ寄付されます。
私たちが試合を観戦し、ハーフタイムショーの素晴らしい音楽に酔いしれたその瞬間も、世界をより良くしようとする大きなムーブメントの一部になったのです。決勝戦とともに、この歴史的な一瞬は忘れられないものになるでしょう。
日常のなかに、ほんの少しの「誰かを想う優しさ」を
子どもとの向き合い方や、自分たちの家族が、この先どんな社会で生きていくのか。40代は、目の前の毎日に追われながらも、少し先の未来へと目を向ける機会が増える世代です。
好きなアーティストの音楽を楽しむこと。子どもと同じ景色を見て、感動を分かち合うこと。そして、社会で起きていることを知り、自分にできることを考えること。
その一つひとつが、誰かの未来を支えるアクションにつながっている。「Global Citizen Live: Tokyo」は、楽しむことと社会貢献が無理なく重なり合う、新しいチャリティーのかたちを教えてくれました。
2008年の設立から現在までに集まった支援は500億ドル(約8兆円)を超え、13億人以上の生活に影響を与えてきました。2008年にオーストラリアから始まったこの活動は、今や欧米、アフリカ、中東、そしてアジア全域へと広がり続けています。
globalcitizen.orgやGlobal Citizen appのほか、TikTok、Instagram、 YouTube、Facebook、X、 LinkedInでも情報を発信しています。
取材・文/竹永久美子 構成/松矢花奈


















