揉めてからでは遅いもの。親が元気なうちに知っておきたいのが、相続を見据えた親・きょうだいとのコミュニケーションです。いきなり遺言の話をするより、まずは少しずつ話せる関係づくりから。今日からできる備えについて、弁護士・藤本奏恵さんに伺いました。
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親・きょうだいとのコミュニケーション、上手なとり方は?
▶︎遺言の話題より先に少しずつでも話せる関係をつくること
相続のトラブルは、財産の多さだけで起きるわけではありません。下の表が示す通り、親とどれだけ話せていたかも、その後を左右するようです。家族仲が良いから揉めないは誤解、毎日連絡をとっていた家庭でも7.1%はトラブル経験済み。逆に「連絡はとっていなかった」人の2割強がトラブルを経験していて、実に約5人に1人にのぼります。親と全く連絡をとらなかったり、遺言について話す機会が少ないほど、相続トラブルが発生しやすい可能性あり。連絡の手段は、電話でも家族LINEグループでも構いません。ただ、年末年始やお盆に顔を合わせる機会があると、親の方から自然に話が出てくることも多いです。少しずつでも話し合いができるのが、親にも子にもいいのではないでしょうか。また、関係性の悪さそのものが争いの火種になることも。遺留分の主張や、預金の使い込み疑惑といった背景には、きょうだい間の関係性が影響しがち。頻度以上に「何を話すか」が重要。
【親との連絡頻度別相続トラブル発生率】
親と連絡をとっていなかった人の5人に1人が相続で揉めていることが判明。逆に毎日連絡していた家庭でも、7.1%はトラブルに。頻度が全てではなく、大切なのは「何を話すか」です。
教えてくれたのは

撮影/吉澤健太 イラスト/いらすとや 取材・文/羽生田由香 デザイン/秋穂佳野 構成/中村 亮
※情報は2026年9月号掲載時のものです。

















