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出雲の国への2泊3日美肌ウェルネスツーリズム体験記③――ライター北野法子

<3日目 発見するDAY>

今日は個人的には島根でのメインイベント、出雲大社への参拝です。連日の早寝&早起きのおかげか、肌もツヤツヤ&もちもちで清々しい目覚め。

<1日目 デトックスDAY>はこちら

<2日目 満たすDAY>はこちら

今朝はすっぴん角層チェックをします。このツアーでは、合計3回の角層チェックで肌分析をします。旅行前、旅行3日目、旅行後1カ月後と、ツアー後も継続してケアしてくれるという手厚さ。

今日の朝食は、八種類のおかずと四種類の薬味の八方粥など、胃腸に優しいお食事。お粥ってなかなか自分で作ることがないけど、大好きだから嬉しいな。さあ、出雲大社へ向けて島根でのラスト1日が始まります。

9:00amには出雲大社へ到着し、朝の澄んだ空気がより神聖さを引き立たせてくれます。人生において出雲大社に訪れることができたことを感謝し、感慨深い心持ちに。

以前どこかで「出雲大社」と「伊勢神宮」は、神様から呼ばれないと訪れることができない神社という話を聞いたことがあります。例え仕事を休んで旅行の予約をしていても急な仕事でキャンルしたり、一緒に行く友達が体調崩してキャンセルしたり、来たくても神様が呼んでくれないと来られない場所。その話を信じるとするならば、今回私は神様から許可をいただけたのだと、お参りできることを心から嬉しく思いました。

出雲大社のお参りでは、「石」「鋼」「鉄」「銅」とそれぞれ異なる素材を使った四つの鳥居をくぐって御本殿へ向かいます。

一般の神社では手を二回打つ「二拍手」ですが、出雲大社は「四拍手」が正しい作法。御本殿の手前の拝殿では、自分が何者なのかと住所と名前を名乗ってから御本殿での参拝となります。
御本殿の左右には、十九社という全国から集まった八百万(やおよろず)の神々が宿泊される建物が。

こういう建物があるのも普通の神社と違いますね。神様が出雲大社に集まる旧暦10月の神無月は、島根だけは神在月(かみありつき)と呼ばれる月。このツアーは11月2日〜4日だったので、神在月の時期じゃないと残念だったのですが、地元の人に聞いたら旧暦で数えるから、今年の神在月は11月15日〜とのこと。

なんだ、結局神様いないじゃん! と思ったら、「大丈夫ですよ。毎年フライングして前乗りする神様がいるから、2、3人はいますよ」って。後で聞いたら島根のあるあるジョークだとか(笑)。でもきっと、数名の神様は島根に前乗りしていたに違いない。御本殿の後は、日本最大級の大しめ縄がある神楽殿で記念撮影をし(ミーハー)、おみくじも引いて、駆け足でしたが無事に参拝を済ますことができました。

実はこの3日間、ずっと雨の予報だったのですが不思議と雨に降られることがなかったのです。昨日もガイドさんが雨雲レーダーと睨めっこしていたのですが、私たちが行くところ、行くところ、雨雲が逸れていき、「私たちって持ってる〜」と皆で笑い合ったほど。

それがバスに乗った瞬間にザーッと大雨が降り、先ほどの晴天が一転、次の万九千(まんくせん)神社へ到着しても雨が止みません。あー、私たちの強運もここまでか。

この万九千神社は、八百万の神の宴と旅立ちの古社。事前に配られたカードにしたためた願い事を、奉納して特別祈祷していただきます。

不思議なことにご祈祷中に降っていた大雨が終盤には止んで、また青空が広がったのです。万九千神社宮司の錦田さんからも「浄めの雨でしたね」と言われ、本当に不思議な通り雨で、それからは雨に降られることがなかったのです。何度も言いますが、天気予報ではこの3日間雨予報だったんですよ。

宮司の錦田さんから、全国から集まった神様たちが最後にお立ち寄りになるのがこの万九千神社だというお話を伺いました。この神社で神様による宴(直会-なおらい-)を朝方近くまで催した後に、諸国へお戻りになるのだそうです。

神様たちへそろそろ宴のお開きの時間を知らせる時に、梅の枝で叩いて時を知らせるそうですが、なぜ梅の枝なのかというクイズがありました。ピン! と閃いた私は、思わず挙手。「(やばい、いきなり答えを当てちゃう〜)梅の枝なだけに、バイバイ(梅梅)」と恥ずかしげもなく答えたら、一同大爆笑!! 錦田さんからも「面白い!! これからそれ、使わせていただきます」と。

は、恥ずかしい! 大間違いでした(笑)。正解は、梅は春を知らせる花だから…とかおっしゃっていたような気がしますが、恥ずかしすぎてそこの記憶がありません(涙)。

後でみんなに聞いても、「バイバイの印象が強すぎて、何だっけ?」とのことで、バイバイ先生とあだ名まで付けられる始末。まぁ、私の話は置いといて、錦田さんのお話はとても素晴らしく、これからの自分の人生を後押ししてくれる気持ちになり、溢れようとする涙を堪えるのに精一杯。

来年50歳を迎える私。やっぱり人生の折り返しとなる節目に、島根に呼ばれたんだと感慨深い気持ちになりました。

神様たちが直会(なおらい)をするように、私たちも錦田さんを囲んで直会をする機会をいただきました(現在でいう打ち上げみたいなもの)。

この3日間を振り返り、一人ずつ思ったこと、感じたことを語ります。言葉を発することによって、自分を見つめ直すキッカケになる。私は何を感じたかな? この3日で何が変化したかな? と、人の発言を聞きながら振り返ります。

人の言葉で気付かされることもありますよね。感極まって泣き出す人がいたり、つられて皆がもらい泣きをしたり、とても心が洗われる素敵な時間でした。今はオンラインで会話ができる時代だけれど、やっぱり対面だからこそ感じる温もりもある。言葉の温度、表情、感情や空気感、腹を割って話すことで湧いてくる感情もある。人ってやっぱり会わないとダメだなと私は思います。魂が震えたり、心が通い合う付き合いは、オンラインだけでは成立しない。そんなことを思った時間でした。

次回、島根に訪れる時は、絶対また万九千神社を訪れようと思います。錦田さんも、「あの時、バイバイと発言した者です」と言ったら、絶対思い出してくれると思いますから(笑)。

島根県での最後の食事は、長楽園グループホテルである、「玉造国際ホテル」でのサプライズランチ。何がサプライズなのかと言うと、なじみのある食材を私たちが想像できないような工夫で調理してくれるのです。

例えば、栗とフォアグラの組み合わせだったり、大根のポタージュだったり、薔薇のブランマンジェなど、見た目も美しく、且つ新しい驚きと発見があるフレンチ。
歳を重ねていくと自然と知識量が多くなり、新しい発見や感動はあまりなくなってしまいます。でも若さの秘訣はいくつになっても好奇心を持てる人。いつもの食材もこんな料理の仕方があるなんて! と素直に感動し、心のときめきを感じたこのツアーらしい最後のお食事でした。

今回、この美肌ツアーを通して感じたことは、日々のちょっとした意識を変えることで人は美しくなれるということ。
食事の摂り方、自分を内省して意識を変えること、当たり前の日常に感謝して、小さな出来事にも感動する心はとても大切。
例えば極端なことだけど、温かいお布団で眠れる幸せや、お腹いっぱい食べられる幸せ、会いたい人に会える幸せ、もっと言えば「今日は晴れて気持ちがいい」という、ただそれだけでも幸せ。

心と体は繋がっているから、いかに感謝して幸福度を感じながら過ごせるかで変化していくのだと思います。
心がHAPPYだと自然に笑顔になるし、幸せホルモンが出ると結果美肌になる。そんなことに気づかされたツアーでした。

このコロナ禍で、今まで当たり前にできていたことができない世の中。今までの常識や価値観も大きく変わりました。
でも、できないことに目を向けるのではなく、できること、変化していく中で新しく見つけたことに目を向けて、いつも心を豊かにして過ごしたいですね。

もちろん、日々のスキンケアもとても大切! これから行われる帰宅1カ月後の角層チェックの美肌分析もあるので、心も身体も健やかに過ごしたいと思います。
短い3日間でしたが得たものは大きく、自分を見つめ直す良い機会となりました。これからは、一日一日を丁寧に過ごす様に意識したいと思います。だって生活や生き方が肌に出ちゃいますからね(笑)。

おしまい。

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取材・撮影/北野法子
*この取材は、ポーラ・オルビスホールディングスからの招待を受けて行われました。
*「美肌ウェルネスツーリズム」は、㈱ポーラ・オルビスホールディングスの登録商標です。
*美肌ウェルネスツーリズム 公式サイト https://bihada-wellness.jp/tourism/shimane/

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