戦争と平和など、センシティブ話題にも情報過多な時代。適切なインプットはどうすればいい? 子供達の触れる情報にも心配が…。そんな悩みに〝報道のプロ〟の吉田まゆさんが答えてくれました。
★ ◆ 子どもに 「戦争と平和」について、どう質問する?
★ ◆「戦争とファッション」を考えて自分ごと化を
★ 情報収集は「PodcastとInstagramの二刀流」 がおすすめ
吉田さんと考える『情報との付き合い方』
時事問題を「暗記」ではなく「自分ごと」として捉える姿勢は、中受以降も人生の指針となってくれます。
◆ 子どもに 「戦争と平和」について、どう質問する?
日本で普通に暮らしていると、世界で起こっている紛争は「自分たちの生活には関係ない、遠い国の出来事」として捉えがち。でも、子どもとの会話では主語をグッと小さくして伝えることで身近に「自分ごと」として感じ、興味を持ち、深く知りたいという知識欲が生まれます。
例えば、戦争の影響で夏休みの海外旅行の航空運賃や飛行ルートがどれだけ変わるのか。大好きなお菓子がなぜ値上がりするのか。あるいは、つい先日まで自分と同じような生活を送っていた同い年の子どもたちが、学校や住む場所を失ってしまうこともある、ということ。そうした視点から伝えることで、子どもは自らニュースにアンテナを張るようになるはずです。
ただし、子どもが相手の国籍によって、将来差別や偏見を持たないように「国単位」で悪者にする表現は避けるように注意してください。
◆「戦争とファッション」を考えて自分ごと化を
ファションと時事問題は深くつながっています。戦争による原油価格の高騰や空域の閉鎖は、輸送コストを押し上げ、ファストファッションの価格から高級ブランドのマーケティング戦略にまで影響を及ぼします。
子どもたちにとっても、制服の洗濯タグやボタン、靴、ユニフォーム。そうした身近なものの価格や背景にも、世界で起きていることがつながっているかもしれない。
だからこそ、子どもに時事問題を伝えるときも、いきなり「戦争」や「国際情勢」という大きな言葉から入る必要はないと思うんです。「この服はどこで作られているんだろう」「この素材はどこから来ているんだろう」。そんな身近な問いから始めることで、親子でニュースを話すきっかけになると思います。
情報収集は「PodcastとInstagramの二刀流」 がおすすめ
情報のプロの吉田さんは最近、Xのアプリを削除したそう。なぜなら根拠のない情報が溢れているから。逆に取り入れているのは、新聞や通信社系のポッドキャストとインスタ。中でも信頼を寄せているのは、ニューヨークタイムズのポッドキャスト。英語放送なので、聞き取りが難しい場合はインスタでもOK。翻訳機能を使えば英語が苦手でも問題ありません。近く、吉田さん自身もポッドキャストを立ち上げて発信する計画があるので、こちらもマストとなりそうです。
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撮影/須藤敬一 ヘア・メーク/本多遥香(ROI)取材・文/安西繁美 撮影協力/J-WAVE ※情報は2026年9月号掲載時のものです。
















