夏はスルスルと食べられる麺が嬉しい！
さらに、辛さと冷たさの絶妙なハーモニーが
暑さを忘れさせてくれるようです。

 蕎麦屋の激戦区、西新橋のオフィス街に昨年オープンした「肉そば ごん」。精肉卸しのヤザワミートが手がけるお店で、夜は一品料理も充実しています。

 雲南地方のキノコ鍋で知られる「御膳房 銀座店」では、夏季の冷やし麺ランチが6種類ほど。サラダ、スープ、デザートなどがセットとなった、お得感のあるメニューです。

 大正2年創業、当時の名古屋市長からその名を授かった「長命うどん」。冷たい麺を味噌味のつゆでいただく「みそころ」やトッピングの「台湾ヘッド」は、大嶌店のオリジナルメニューです。

 関西、韓国料理の最高峰「韓日館」の一杯は、天日干しの韓国産極上唐辛子など、吟味を重ねた素材が生む味わい深さで、五感をリフレッシュしてくれます。

〈東京分〉撮影／田村浩章 取材・文／伊藤由起 〈名古屋分〉撮影・取材・文／永谷正樹
〈大阪分〉撮影／福森クニヒロ 取材・文／寺下光彦
MAP／地図屋もりそん デザイン／豊田セツデザイン事務所

Tokyo
肉そば ごん

混ぜるほどにウマッ！
特製肉辛味噌、
3種の山椒のハーモニー

シビレまぜそば

豆板醬を効かせた肉味噌、3種類の山椒、にら、九条ねぎ、海苔、卵黄、魚粉を、ツルンとのど越しのいい蕎麦によ～く混ぜていただきます。肉味噌のまろやかな辛みの直後に効いてくる、山椒の刺激が鮮烈。シビレ具合は3段階から選べます。昼は税込1,000円、夜は930円（ともに追い飯付き）

Tokyo
御膳房 銀座店

ごまの香ばしさに
自家製ラー油を
効かせた贅沢風味

ゴマ風味坦々冷麺

「本場汁なし坦々麺」の冷やしバージョン。濃厚なごまだれ、香り高い自家製ラー油の風味が、コシのある縮れ麺によく絡みます。ザーサイ入り肉そぼろの旨み、砕いたピーナッツの香ばしさがアクセントとなり、箸を持つ手が止まりません。ランチのセットメニュ ー税込￥1,300、ディナーは単品で税込￥1,382

Kasugai
長命うどん 大嶌店

ピリ辛ミンチの刺激と
味噌のコク、風味が
ベストマッチ

みそころきしめん（台湾ヘッド、卵黄トッピング）

「みそころきしめん」（並盛・￥650）。八丁味噌ベースのつゆは、冷たくてもコクと風味がしっかり。ニンニクや唐辛子で味付けしたピリ辛のミンチ「台湾ヘッド」（￥160）や「卵黄」（￥70）は、必須のトッピング。心地よい刺激とまろやかさが相まって、箸が止まらなくなるほど。麺はきしめんのほか、うどんやそば、中華麺からも選ぶことができます。※価格はすべて税込み。

Osaka
韓日館 宗右衛門町店

白ワインが隠し味。
熱く進化する、
韓国の智恵に感動

ビビン冷麺

来日した韓国の元大統領や財閥トップの料理を手がけるなど、数々の伝説を持つ韓国料理の名店。一杯の麺料理にも、味の要の薬念醬は丁寧に自家製で。梨、梅、白ワインなど10種以上の素材を組み合わせて生まれる旨みは目覚ましいばかり。わずかにシャーベット状の牛骨スープと、弾力ある麺との一体感も絶妙の、プレミアム冷辛麺です。¥1,300