親が知らないところで、子どもの心は大きく揺れ、育っていく。そんな思春期に出会いたい大人の間を生きる世代に向けた本【YA文学】、各方面の本のプロたちのオススメを集めました!
★ 「教育と本」のプロが選ぶ本 ②
★ 「同世代ママ作家」が選ぶ本 ①
★ 「同世代ママ作家」が選ぶ本 ②
★ 「海外文学に強い」プロが選ぶ本 ①
★ 「海外文学に強い」プロが選ぶ本 ②
「教育と本」のプロが選ぶ本 ①
<左>『夏の庭-The Friends-』
この季節に読み返したい本として、真っ先に思い浮かぶ名作です。1992年の刊行以来、多くの読者に読み継がれ、映画化もされました!湯本香樹実/新潮社。
<中>『ユニコーンレターストーリー』
主人公二人の往復書簡で物語が進み、「次はどんな返事が届くのだろう」とページをめくるたび、自分宛ての手紙を開くようなワクワク感があります。北澤平祐/ホーム社。
<右>『カラフル』
車椅子ユーザーの同級生との出会いをきっかけに、「普通とは何か」「相手を理解するとはどういうことか」を、高校生たちが模索していくストーリー。阿部暁子/集英社。
<推薦者> 幼・小・中学受験コーチ・アドバイザー 齊藤美琴さん

「教育と本」のプロが選ぶ本 ②
<左>『ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集』
私の出身中学の国語の入試問題で使われたことでも話題に。平易な文章ながら、10代、大人までも刺さるメッセージが多く込められています。斉藤 倫(著)、高野文子(画)/福音館書店。
<中>『茶畑のジャヤ』
学校で孤立していた主人公をスリランカに誘ってくれるおじいちゃん、そこで出会った少女ジャヤなど、魅力的な登場人物たちが印象深い作品。中川なをみ(作)、門内ユキエ(絵)/鈴木出版。
<右>『わたしの美しい庭』
YouTubeチャンネル「ヨンデミーちゃんねる」でも紹介しているお気に入りの作品。さまざまな「生きづらさ」を抱えた人たちに寄り添う作品です。 凪良ゆう/ポプラ社。
<推薦者> オンライン習い事「Yondemy」代表取締役 笹沼颯太さん

「同世代ママ作家」が選ぶ本 ①
<左>『赤毛のアン-赤毛のアン・シリーズ1-』
中学生の頃、アンの話し方を真似するほどハマっていました。でも、この本の本当の魅力は何十年も後に実感。先日プリンス・エドワード島を一人旅!ルーシー・モード・モンゴメリ(著)、村岡花子(訳)/新潮社。
<中>『プロジェクト・ヘイル・メアリー』
子どもに薦めて、この本について語り合った後、一緒に映画も観に行ったSF小説です。主人公の記憶を探る謎解きから、心打つ展開に夢中になります。アンディ・ウィアー(著)、小野田和子(訳)/早川書房。
<右>『獣の奏者』シリーズ
子どもたちが小学生の頃、夢中になって読んでいたシリーズです。出だしから一気に物語に引き込まれ、心ときめく世界観に心揺さぶられます。上橋菜穂子/講談社。
<推薦者> 作家 朝比奈あすかさん

「同世代ママ作家」が選ぶ本 ②
<左>『ひとたびはポプラに臥す』シリーズ
読んでいるうちに、自分が異国の地を実際に歩いているような錯覚に陥り、好奇心、冒険心、見知らぬ世界への憧れが増していきます。宮本 輝/集英社。
<中>『龍は眠る』
嵐の日、猫を探していた男の子がマンホールに落ちた。その蓋を開けた犯人は…。おじさん雑誌記者と超常能力者の少年が真相を追うミステリー。宮部みゆき/新潮社。
<右>『逆ソクラテス』
主人公の小学生が大人の決めつけや思い込みを自分たちの力で覆していく物語です。息子が中学校に入学する前に、これを読ませました。伊坂幸太郎/集英社。
<推薦者> 作家 藤岡陽子さん

「海外文学に強い」プロが選ぶ本 ①
<左>『エヴリデイ』
主人公のAは自分の肉体を持たない。朝、目が覚めると自分と同じ16歳の誰かの肉体に憑依している。そんな存在が特定の誰かに恋をしてしまったら…。デイヴィッド・レヴィサン(作)、三辺律子(訳)/小峰書店。
<中>『ゼバスチアンからの電話[新版]』
17歳の少女が恋愛でつまずき、もう一度自分を取り戻すまでの過程と、夫の言いなりだった彼女の母親が変化していく様子が重なります。イリーナ・コルシュノフ(著)、石川素子・吉原高志(訳)/白水社。
<右>『カッコーの歌』
11歳の少女トリスはとある事故に遭って以来、記憶をなくしている。彼女の正体がわかるにつれて広がるファンタジーの世界にどんどん引き込まれます。フランシス・ハーディング(著)、児玉敦子(訳)/東京創元社。
<推薦者> コラムニスト、翻訳家 山崎まどかさん

「海外文学に強い」プロが選ぶ本 ②
<左>『夜の日記』
楽しい想像だけではなく、おそらく自分は経験しない過酷な状況で生きる同年代の子の物語も。いまも世界のどこかで戦火のなかで暮らす人がいます。ヴィーラ・ヒラナンダニ(著)、山田 文(訳)、金原瑞人(選)/作品社。
<中>『バッファロー・ドリーマー』
少女の目を通して、北アメリカ先住民族の辛い過去だけでなく、居留地の美しさや伝統にも触れられます。過去の苦しみに向き合いながら未来への希望も。ヴァイオレット・ダンカン(著)、小澤なつみ(訳)、金原瑞人(選)/作品社。
<右>『相続ゲーム エイブリーと億万長者の謎の遺言(ぱらりBOOKS)』
ワクワクと胸躍る作品。莫大な遺産を相続してイケメンに囲まれながら知力と体力を駆使して謎解きをしながら成長していく、ごきげんなストーリー。ジェニファー・リン・バーンズ(著)、代田亜香子(訳)/日之出出版。
<推薦者> 翻訳家 代田亜香子さん

撮影/西原秀岳(TENT) 取材・文/羽生田由香 ※情報は2026年9月号掲載時のものです。
















