暑い時こそ食べたいカレー、
今回はエビやイカではなく「魚」が主役です。
本格的なのに日本人にも食べやすい名品揃いです。

　南インドの味をベースにした、独創的かつ躍動感のある料理が人気の「コチンニヴァース」。

　この7月にグランドオープンする東京ガーデンテラス紀尾井町に、いち早くオープンした「エリックサウス」は、南インドの定食「ミールス」が人気。

　オーガニック野菜や良質な油を使った体にやさしいカレーが評判の「GUNAGUNA CURRY」。インドやスリランカ、タイなどアジア各国のカレーを日本人向けにバランスをアレンジしているのも特徴です。

　大阪の下町、九条にある「ロッダグループ」は今や遠方からも多くのファンが訪れる、スパイスマニアの聖地。フロアはカジュアルですが、全ての料理に、スリランカ人シェフの職人気質が輝いています。

〈東京分〉撮影／田村浩章 取材・文／伊藤由起　
〈名古屋分〉撮影・取材・文／永谷正樹 〈大阪分〉撮影／岩本浩伸 取材・文／寺下光彦
MAP／地図屋もりそん デザイン／豊田セツデザイン事務所

Tokyo
コチン ニヴァース

チリと生姜の爽快な辛み、
チーズのコクで
ご飯がモリモリ進む味

エメラルド フィッシュカリー

チリや生姜、レモンジュースなどでマリネしたカジキのカレーに、ほうれん草のペースト、シュレッドチーズをトッピングした、シェフのオリジナルカリーです。熱さと涼しさの両方が感じられる魅惑のソースに、フレッシュなほうれん草の風味、親しみやすいチーgズのコクが超絶マッチ。パラッと炊いた長粒米と一緒に、パクパク食べたい一品です。税込￥1,450

Tokyo
エリックサウス東京ガーデンテラス店

辛さスッキリ、口当たり
サッパリ。 南インドが
香る冷製カレーの傑作

カツオのミーンコランブー

昨年も八重洲店で大好評だったカツオの冷製カレー。今年5月10日にオープンしたばかりのこちらでも食べられます（7月中旬〜）。ホールで使う黒胡椒やチリ、そしてブラウンマスタードシードとカレーリーフの香りが、いかにも南インド的。突き抜けるような辛みとヒンヤリ・サラッとした口当たりで、前菜としてもイケます。￥800

Nagoya
GUNAGUNA CURRY

オーガニック野菜と
フレッシュハーブが
織りなすやさしい味

スリランカのフィッシュカレー

酸味のある乾燥果実、ゴラカでマリネした鰤が入った「スリランカのフィッシュカレー」。運ばれた途端にスリランカ産のスパイスと契約農家から仕入れるフレッシュハーブの香りが鼻孔をくすぐります。鯛のアラからとったスープや日本の鰹節に近いモルジブ・フィッシュも使い、食べやすく仕上げています。￥980（昼はサラダ付きで￥900）

Osaka
ロッダグループ

弾ける香りが異次元。
すべてが鮮烈な、
スリランカの魔性

マグロのカレー

インドのカレーとは全くの別物。脂は極少量でサラリ、あっさりと素材感とスパイスを際立たせるスリランカ・カレー。舌と五感に弾ける、イキイキと鮮烈な香りは、必ず衝撃の新・知覚体験になります。スパイスは、スリランカ独自の甘酸っぱい果皮、ゴラカなど全てを本国から空輸。ココナッツ、豆類などをかき混ぜて楽しむスタイルにも心が踊ります。￥1,500